Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

投槍器(アトラトル)からのインスピレーション

 

槍を投げるための道具の投槍器(とうそうき)からのインスピレーションが、ラケットの使い方のイメージに役立ち、パフォーマンス向上に役立ちました。

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投槍器の形は、色々ありますが、基本的な構造は、長い棒の両端に握る部分と槍を引っ掛ける部分があり、槍投げと同じように投げます。投槍器を使うと、使わない場合よりも数倍、早く、遠くまで槍を投げることができます。

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実際に投げる映像(ハーフスピード再生で編集)

https://www.instagram.com/reel/CYq-EYHgzuh/?utm_medium=copy_link

 

投槍器の使い方は、テニスのサービスモーションと良く似ており、投槍器はラケット、槍はボールの軌道のように見えます。

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槍は、投槍器の端のカギ部分に引っ掛かけて投げます。

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テニスに応用

サーブの場合、ラケットの使い方のイメージは、投槍器と同じスイングになります。

投槍器の端のカギ部分がラケットヘッドのストリング面に付いていると想像して(少し強引です(笑))、トスしたボールに仮想のカギを引っ掛けてボールを投げる感じになります。

サーブだけでなく、ストロークにも応用できます。ストロークの場合は、テイクバックからフォワードスイング開始でラケットをボールの軌道に対して、写真のように平行からフォワードスイングを開始し、ラケットの仮想のカギでボールを引っ掛けてスイングするイメージになります。

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一般的な打ち方では、飛んできたボールにラケット面を当てに行くようにラケットを使いますが、スイングスピードを上げたり、強いボールを打つ時に正確さが低くなります。

しかし、ボールを引っ掛けるイメージのラケットの使い方だと、コンタクトゾーンで、ラケットをコントロールできる時間が長くなり、スイングスピードを上げても正確なボールコンタクトの確率が上がり、一般的な打ち方よりもサーブやストロークでのボールのスピードやスピン量を簡単に上げることができます。

 

あとがき

ボールは、ラケットヘッド面のストリングのトランポリン効果で飛ばすと考え、ストリングテンションをフレームの指定テンションよりも下げて使われる人が多いと思います。

しかし、投槍器は、投槍器と槍の接点は硬く、テコの原理で槍が飛んでいきます。テコの原理でラケットを使おうと思っているなら、ストリングテンションはフレームの指定テンションで使うのが望ましいと考えます。