今月は、先月買ったブーンMPばかりを使ってきたので、やっとインプレが書けます。
ただ、ブーンMPだけのインプレを書いても独りよがりの感想になるので、シリーズの2機種(ブーンPROとブーンTEAM)との比較による相対的な感想を交えて書こうと思います。
ブーンシリーズのCPI(ヘッド独自のラケット指標であり、コントロールパワーインデックスの頭文字)は、ブーンPROが400、ブーンMPが600、ブーンTEAMが800であり、シリーズは、インデックスのほぼ中央値のセッティングになっています。
テニスウエアハウスのヘッドブーンシリーズの3機種のスペックです。
表のブーンMPの総重量314.96gは誤りです。これはテニスウエアハウスが300gのラケットフレームに適用しているストリング込みの重さです。
ブーンMPのフレーム重量は295gなので、ストリング込みの重量は、309.69gです。
現在使用しているラケットのオーバーグリップテープを巻いた状態での重量は、ブーンPRO、ブーンMP、ブーンTEAMの順に以下写真の重量表示のとおりです。
ストリングは、ソリンコツアーバイト1.15mmを55ポンドで張っています。
3機種のラケットを使用した感じは、各ラケットスペックの特徴(ラケットヘッド面積、重さ、バランス、スイングウエイト、フレーム剛性)を反映しています。
ラケットを持った感じは、ブーンPROが一番重く感じますが、どのラケットも他シリーズや他メーカーの同じ重さのラケットと比べてもトップライトなので全て無理なくスイングすることができます。
スイングした感じは、スイングウエイトの重いブーンPROが一番重く感じますが、無理なく振れるのはラケットヘッドの面積が98平方インチと小さいからです。
シリーズのラケットヘッドの面積は、ブーンMPが100平方インチ、ブーンTEAMが102平方インチです。スイングウエイトが近くなっているので、スイングの感じはほぼ同じです。
3機種のボールのパワーは、ラケットフレームの重さに比例して強くなります。
操作性ですが、ブーンMPはフレームの剛性値が他の2機種に比べ低く、手首の使い方(リストラグ)でフレームのしなりが使える感じがします。
あくまで他の2機種と比較した感じですが、他の2機種は手首を使う余裕はないままボールが飛びます。
ブーンMPは手首で刹那のタメ(リストラグ)ができれば、ボールがよく飛ぶ感覚があり、ストロークで追い込まれてもラケットをしならせれば、深いボールが楽に返せます。
また、ブーンMPのしなりは、ラケットヘッド面積が広いブーンTEAMと同じ感覚でボレーができるので、ラケットヘッドの中心にボールを当てれば深いボレーになります。
フラットサーブやスマッシュでは、もう少し打点の修正に慣れが必要ですが、スピンサーブは、これまでよりもスピンがかかります。
剛性が低くなりすぎると逆にラケットが使い難くなりそうですが、少しだけ低くしているのが肝ですかね(笑)。
ブーンMPの特徴をまとめると、ブーンTEAMと同じぐらいサーブ、ストローク、ボレーが楽になるラケットです。
また、ブーンPROと同じぐらいの強いボールが打てるのに疲れ難いラケットです。
若い女性向けのカラーリングではありますが、ラケット性能は、アラカンのパフォーマンス低下を補うことのできる最強ギアだと確信しています(笑)。
おまけ
モデルチェンジして2年経過しており、実勢価格は、2万円を割り、大手スポーツ量販店のサイトからも入手できます。