新旧モデルのヘッドグラビティライトは、カラーリング以外は同スペックなので、4本のラケットを使って、ストリングの比較をしてみました。
先日購入した2019グラビティライト2本には、ヨネックスポリツアーストライク1.25mm(以下2019モデル(YPS)と書きます。)を53ポンドで張っています。
新しく買った2021グラビティライト2本には、ソリンコツアーバイト1.25mm(以下2021モデル(STB)と書きます。)を53ポンドで張っています。
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テニスウエアハウスのプレーテスターによる各ストリングのインプレ
ヨネックスポリツアーストライク
ソリンコツアーバイト
ヘッドグラビティライトの新旧モデルのスペックは、ラケットカラー以外は次のとおりですが、同じストリングを張った2本のラケット同士の特徴は同じであることをオンコート練習で確認しています。
ストリングの比較結果
①2019モデル(YPS)は、2021モデル(STB)と比べてグランドストロークでスイングしたとき、ラケットヘッドを重く感じます。
②2021モデル(STB)は、2019モデル(YPS)よりサーブの振り抜きが軽く感じるので、狙った場所にコントロールしたボールが打てます。
③2019モデル(YPS)は、強いスイングをしたとき、飛び過ぎによるアウトが多くなる傾向があります。2021モデル(STB)は、2019モデル(YPS)よりボールが飛び過ぎず、スピンもかかるので、当たりが強くてもサイドアウトやバックアウトが少ない傾向があります。
④2021モデル(STB)は、2019モデル(YPS)に比べ、ボールコントロールしやすく、ストロークラリーで、狙った場所に打ち続けることができます。
⑤2019モデル(YPS)は、パワーがあり、ボレーしやすいです。2021モデル(STB)は、ボレーミスが多い感じがしますが、それは自分の技術が低い可能性があります(笑)。
あとがき
スクールのコーチにヨネックスポリツアーストライクの評価を聞いたら、使ってみたけど、硬いので使わないと言われました。コーチはヨネックスのラケットを使っていますが、今はポリツアーレブを絶賛していました。
ヨネックスストリング比較表
コーチの言うとおり、ヨネックスで一番硬いポリツアーストライクのような硬くて飛ばないストリングは、体力のあるアマチュア選手以上でないと、性能が出せないかもしれません。
しかし、アラカンですが、新旧のヘッドグラビティライトに53ポンドで張ったヨネックスポリツアーストライクとソリンコツアーバイトを硬いと感じないです。
それは、他メーカーのラケットよりも非常に柔らかい、ヘッドグラビティライトのラケットフレーム剛性と104平方インチのヘッド面積の大きなスイートスポットにより、ストリングの硬さが相殺されてしまうからだと思います。
実際のストロークラリーでは、相手からの強いボールをコンタクトのタイミングだけを合わせて真っ直ぐに打ち返すイメージでスイングすると、フレームのしなりを感じ、大きく澄んだボールの打撃音がします。
このフレームがしなる感覚がボールを潰して打つ感覚と同じかもしれませんが、ボールが潰れているのは音でしかわかりません(笑)
あとがき その2
テニススクールレッスンでヘッドグラビティS・ライトを一通り使ってみて、良かったのは、フレーム重量を揃えて購入したヘッドグラビティライトの2021モデル(STB)でした。
ラケット交換しても、2本のラケットの感覚は変わらず、サーブ、ストローク、ボレーのコントロールが上手くでき、精神的にストレスフリーなラケットです。
今年も結局、ベストラケットを探すため、ラケット購入に10万円以上注ぎ込んでしまいました。ただ、これまでと違うのは、迷いなく、満場一致でこのラケットに決まったことです。
残りの公式戦で使うのが楽しみです。