今風のオープンスタンスでのスイングをするなら、手首が柔らかい方が身につきやすいと思います。手首が柔らかい人はあまり手首の可動域を気にせず、今風のスイングに移行できますが、手首が固い人はどうしても難しく、ステップインのスイングから抜けられないです。可動域を広げるには、柔軟体操やストレッチが有効ですが、腱の伸び代が限界に達しているアラカンには効果薄です(笑)。
それでも、グリップエンドから指2本分(ツーフィンガー)の場所を握れば(力が入れば)、手首が固くても、インスタントに手首の可動域を広げることができます。
指の握り方は3段階で
①人差し指、中指、親指(写真あり)
②中指、薬指、親指
③②の握りに小指をイチローさんのように握ってスイングすると、強いボールが打てるようになります。
次の画像のように、小指はグリップエンドのギリギリを握ることになります。
握りの画像とスイング動画は以下の通りですが、オープンスタンスを意識して5000球ぐらいボールを打つと、この握りで上手に打てるようになります。
画像
握っている場所がツーフィンガー
3本の指で握ってオープンスタンスでスイングすれば、コンタクトで自然にラケット面が地面と垂直になります。
インパクトからボール3個分前に押す。
スイング動画
あとがき
前回のブログで、グラビティライトの2019モデルと2021モデルを同スペックとして取り上げて、ストリングの比較をしました。
しかし、同じスペックとは思えないぐらい振り味が異なります。ゲージを揃えているので、ストリングの重さによるものではないのに、2019モデルのトップを重く感じます。
ツーフィンガーの練習をしてみると、トップヘビーの2019モデルは振り難いです。2019モデルの発売コンセプトは、普通のグラビティの一番軽いシリーズとして、ステップインして打つ初心者向けにトップヘビーのラケットデザインにしたと思います。
思ったよりも難しく、練習しないと飛ばない2019モデルは初心者に売れなかったと思います。スイングが安定するほど練習すれば、大きなヘッド面積と柔らかいフレームのおかげで、ポリエステルのストリングでも十分に飛びます。
ライトを使ったヘッドのプロの専属テスターはその良さに気がついたと思いますが、トップヘビーだと使い難いため、2021モデルは、スイングウエイトを調整したと推測できます。
ともあれ、スイートスポットが大きく、軽くて、フレームがしなる2021モデルは、オープンスタンスのスイングに最適なラケットだと思います。また、ポリエステルストリングが使いやすくなるラケットに仕上がっています。
国内販売していないのが惜しいですが、他のラケットが売れなくなるので、当然ですね。