Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

軽いラケットにパワーのあるポリエステルを低テンションで張り替えた結果

イメージと実際のプレーのシンクロがこれまでで最も良かったです。攻められた時に、ベースラインから返球する深いボールのイメージ(弾道と距離感)、攻撃エリアからチャンスボールを決めるコース(クロス、ダウンザライン、アングル)のイメージと実際のボールが完全に一致していました。更にサーブに威力があったので、1stサーブが入れば、相手から弱いサービスリターンになりました。結果、これまで勝てなかった2人を相手に、6-2、6-2と、サービスゲームは落としませんでした。

ラケットも良かったですが、利き腕の腕力(かいなちから)でボールを捉えず、アガシさんの動画のように、軸足(右足)に載って、コンタクトからのボディターンを意識しました。

Instagram post by @regnirt_sorp • Jun 9, 2016 at 8:42am UTC

 

力を入れて打っていないのに、ボールに伸びがあり、相手がミスしてくれました。無理のない打ち方が、結果的に相手が嫌う球質になったことが想像されます。

 

使用したラケットとストリング

バボラピュアアエロチーム2本(フレーム285g、総重量304g、306g)にテクニファイバーHDXツアーを2本張り、メインストリング48ポンド、クロスストリングお任せで張っています。18日後のテンションは、45ポンドと46ポンドですが、ボールは楽に飛びます。

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ストリングブレーカーでないなら、パワー項目の評価が80以上あるので、このポリエステルのマルチフィラメントストリングを軽いラケット(フレーム重量が295g未満)で、適正テンション範囲の下限で張ると、身体に優しく、ポリエステルストリング的なスピンがかかると思います。

 

人気ポリエステルストリングの特性

普通のポリエステルストリングを何度か使いましたが、どうしても、ボールがお辞儀して、飛ばないため、マルチフィラメントにポリエステルを混ぜたストリングを使いました。比較の参考として、テニスウエアハウスのサイトから、テニスウエアハウスのレビュー(TWレビュー、100点満点で各項目を評価)があったモノフィラメントのポリエステルストリングをレビューと併せてブログの後半に載せています。

Tennis String

TWレビューにあるポリエステルストリングは、国内でも知名度が高いですが、宣伝に惹かれて試しに使っても、ポリエステルストリングの特性であるスピン性能を実現できずに、使用を諦める原因となった銘柄がこの中にあると思います(笑)。

それには理由があります。TWレビューの総合評価Overallは、94〜76と高いのに、パワー項目の評価は33〜70であり、使い慣れた非ポリエステルストリングと比べ、極端にパワーが低いからです。TWレビューには、初心者や非ポリエステルストリングを使うプレーヤーには、硬過ぎて、飛ばないのが欠点だとあると明記しています。実際にレビューをしているNTRP(ナショナル テニス レーティング プログラム)5.0のテスターは、ラケットの適正テンション範囲下限未満でテストしています。

ポリエステルストリングのスピン性能は、パワーとトレードオフの関係にあります。使いこなすには、非ポリエステルストリングと比べて極端に低いパワーを補う必要があります。単純な解決方法として、物理法則的には、低テンションで張ることや重いラケットを使う方法があります。ただ、重いラケットを振り続けるには、体力、筋力が必要になります。それを身につけるのにはレクレーションのレベルであっても、競技者レベルと同等の練習量が必要になります。基礎体力とは別に、ラケットのスイートスポットに正確に当てるスイング技術を持ち合わせないと、全般的なポリエステルストリング特性とラケットの物理的な構造(ヘッドが大きく、グリップが小さい)から、ラケットは常に余計な振動を生じ、それがテニスエルボー等の腕の故障の原因になります。週3日未満の練習しかできないレクレーショナルプレーヤーなら、簡単に故障することが予想されます。ポリエステルストリングを故障なく使うには、銘柄ではなく、自分の技量と体力に見合うポリエステルストリング探しに併せて、正確なスイングも修得する必要があります。

 

手作り室内練習器具の効果

週3日以上コートで練習しないレクレーショナルプレーヤーが練習量を確保するには、手作り室内練習器具が効果的です。理由は、実践コートよりも、短時間でたくさんスイングの練習ができるからです。

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また、私の手作り室内練習器具は、数百円のプラスチックボールを使っています。

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このプラスチックボールは、高価なテニスセンサーを使わなくても、スイングの正確さを音で検証することができます。3ヶ月位これを使って練習していますが、スイートスポットに正確に当たると、パキンと高い音が出ることがわかりました。この音は、前述のアガシさんのスイングを真似すると出ます。このスイングは、擦り上げませんが、ボールに強烈なスピンがかかり、ラケットのスイングとボールの打ち出しに刹那のタイムラグを感じることができます。この音の出るイメージでスイングすると、実際のコートでも、スピンのかかった深いボールが打てるようになります。

 

参考  TWレビューのあるポリエステルストリング

 

◎パワー項目の評価70

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◎パワー項目の評価61〜69

f:id:regnirt-sorp:20180503220456j:imagef:id:regnirt-sorp:20180503220518j:imageアーバイトはストリングゲージにより評価が変わります。

 

◎パワー項目の評価51〜60

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◎パワー項目の評価41〜50

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◎パワー項目の評価40

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◎パワー項目の評価39以下

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