Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

バボラベストセラーラケット3機種

日本酒の品揃えの良い居酒屋に行くと、飲み比べセットメニューがあったりします。色々な判断基準に照らして最高のモノと評価されても、他と比較しながら相対的な評価をしてみたい、そんな飲んべえの評論家的な探究心をくすぐられるからでしょう。

バボラのベストセラーラケットといえば、ピュアドライブ、ピュアアエロ、ピュアストライクです。1つのメーカーで、3機種がベストセラーラケットというのは、バボラが工業国フランスのメーカーであり、デザインやラケット性能が標準以上で、セグメント毎のワールドワイドのマーケティングが上手くいっているからだと思います。

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前述の飲み比べではないですが、テニスをやっている人なら誰も、メーカーのベストセラーラケットに興味があると思います。試してみたい人は、知り合いが使っているラケットや試打ラケットで確認すると推測しますが、私のように同じメーカー3機種をそれも同時に2本ずつ買う人は稀でしょう。それぞれラケットデザインのコンセプトが異なるので、自分のカラーのラケット以外は買わないのが普通の感覚です。

 

ただ、同じメーカー3機種を同時に使いながら自分のスイングを調整したら、それぞれのラケットを単独で使っていたとき以上に使えるようになったので、3機種が揃う前後の手作り室内練習器具の感想と練習のヒントを書いておきます。

 

ピュアアエロの感想

前)強いボールや意図したスピンボールが打てませんでした。

後)スピンを意図してかけられるようになりました。そうしたら、強いボールが打てるようになりました。このラケットは、3機種の中で一番テニスが楽しくできます。

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ピュアドライブの感想

前)とにかく使いやすいラケットです。

後)簡単にフルショットでコントロールできるラケットになりました。このラケットは、3機種の中で一番パワーがあります。試合するならこのラケットかな。

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ピュアストライクの感想

前)ラケットの重さが気になっていました。

後)ラケットの重さが気にならなくなりました。スピンがかかるようになりました。このラケットは、3機種の中で一番、気持ち良く打てます。

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手作り室内練習器具で、3機種のラケットを代わり番こに使っていくと、振り抜く感じとスイートスポットに当たる感じが、ほぼ同じになってから、実際のコートで使った感想です。

ピュアアエロは、スイングウエイトと空力抵抗の低く、振ったとき、最も軽く感じ、スイングスピードが早く、スピンが良くかかるので、ストローク合戦なら問題ありませんが、フラットで早く攻める展開は難しい(打てません)です。

ピュアストライクは、ヘッドサイズが小さく重量の一番重いので、ラケットが勝手に最後まで振り切れるので、ラリー練習のように準備に余裕がないと、攻めることができないラケットです。終始足が動くなら最後まで使えます。走力が弱い年寄りには厳しいです。

ピュアドライブは、不思議なラケットです。振った感じは中間ですが、どんな振り方でもスイートスポットに当たるので、アプローチショットからの展開からポイントできる確率が極めて高く、劣勢から逆転できるラケットです。

 

練習のヒント

⑴ 練習の完成形は、大坂選手のウォーミングアップ(ミニテニス)の編集動画のボールが打てるようになることです。

Instagram post by @regnirt_sorp • Sep 13, 2018 at 12:20pm UTC

 

⑵ ロックインポジション(ゲイブ・ハラミオの教則DVD(YouTube公開)から抜粋)

動作を複合させる - Regnirt-sorpの日記

 

動作開始はロックインポジションからで、①ラケットヘッドが下がり、②フォワードスイング開始、③ラケットを握った手の小指を支点にして、⑶のようなラケット面で、④ボールコンタクトすると、一連の運動連鎖でボールにラケットが当たります。擦り上げなくてもスピンがかかり、この感覚は、強烈なボールを打つときと同じです。

 

マイケル・チャンコーチのテニス塾のラケット面の当て方

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繰り返しになりますが、⑵のロックインポジションから、重量でラケットヘッドが下がり、⑶のようになれば、自然にスイートスポットにボールが当たってボールが飛ぶので、ボールが短くなったり、お辞儀(ボールが飛んで来ない)したりしません。

 

あとがき

私の周りの人で、ニューモデルを使っている人は少ないです。同じラケットで何年も練習してきたため、ニューモデルに替える勇気がなくなってしまい、買い換えられなくなったのでしょう。

ただ、2モデル以上前のラケットで、グロメットやグリップを交換していないラケットなら、新しいストリングに交換しても、当時のラケット機能やストリングの性能すら発揮しません。ただのストリングを張ったラケットです。なので、色々なストリングに張り替えてみても、性能の実感というより、例えば極端なテンションの差(55ポンドと40ポンドの差)のような固い柔らかいといった単純なコメントしか聞いたことがありません。実際に、ストリング交換は、いかに安いストリングをいかに安い工賃で張るという基準しかなくなり、多分、2モデル以上前のラケットを握るほとんどの国内愛好家は、この基準でストリング交換をしているのが現状でしょう。

 

最新型のラケットを購入して、特徴のある(スピン、パワー、タッチ)新しいストリングをラケットの適正範囲のテンションで張るだけで、テニスが劇的に変わることを教えてあげたいですが、中高年の愛好家の聞く耳の無さにはいつも閉口するので、一緒に練習する人達には、自分の最新型ラケットは最高!、とか、この新しいポリエステルストリングのスピンは最高!とか、ウイナーやサービスエースが決まる度に、自分のラケットを自慢して遠回しの啓発に努めています(笑)。