違うラケットを使ったときに上手くボールが当たらないのは良くある話です。また、ストリングが正常なのに、疲れてくると平素使っているラケットでボールが飛ばなくなる場合があります。
プロ選手や上手い人を見て、私だけがそう思っているかもしれませんが、正しい動作でスイングすることは、個人差のある一般的な持久力とは違い、疲れても安定したアウトプットができる唯一の方法だと確信しています。
前述した2つのケースはいずれもスイングで身体の使い方が正しくないためだと考えます。
WOWOWで放送していたアニカ・ソレンスタムのゴルフ塾(アイアン編)を見ていたときに、テニスにも応用できるゴルフのドリル(反復練習)があったので、そのポイントを3点紹介します。
今回紹介するポイントを一連の流れで表現すると、『テイクバック(バックスイング)では、ラケット(ゴルフクラブ)持った腕ではなく、①肩だけを回して、②ロックインポジション(コッキング)してから、③ラケット(ゴルフクラブ)が勝手に降りてきて目標に向けて振り切るようにスイングする。』ことです。 ※( )内はゴルフ用語
以下、説明に使う画像やインスタの動画は、WOWOWオンデマンドからの無断転載です。
ゴルフ以外の用途のために独自の説明をしているので、ご容赦頂けると勝手に解釈しています。当局から指示があれば削除します(笑)。
3つのポイント
①肩だけを回して、テイクバックする。
これは、フォアハンドと両手バックハンドの改善になります。腕主導のテイクバックだと、疲れてくるとボールが飛ばなくなりますが、テイクバックを肩(両方の肩)を使って回すことで、疲れ難いスイングになります。
②テイクバックで、ロックインポジションする。
ロックインポジションは、色んな言葉で表現され、その方法も一例を挙げれば、「ラケット面をサイドフェンスに向ける」とか「ラケットを身体の後ろの仮想テーブルに置く」とか紹介しました。以前のブログに次のYouTube動画を引用したことがあります。
この動画の最後の部分で、今回紹介するのと同じことを言っていますが、ボールをコントロールを維持して飛ばすにはシンプルに「ラケットヘッドを上に向ける(肩の高さでゴルフクラブが真上を指す)」のがポイントです。
③ラケット(ゴルフクラブ)が勝手に降りてきて目標に向けて振り切るようにスイングする。
片方の肩(利き腕)だけに頼るスイングは、偏った身体の使い方となり、力をラケットに効率良く伝えていません。その結果、疲れるとボールが飛ばなくなります。
このドリルのように、反対の肩を身体の軸に固定してスイングすると、両肩がバランス良く回転する感覚がわかります。これが、疲れてもボールが飛ぶスイングです。
ラケットを上手く使うために、テイクバックではラケットヘッドを上に向けてください。
どうでしたか、簡単なドリルですが、練習や試合で最後まで、正しいスイングでボールを打ち続けるためのヒントになれば幸いです。
あとがき
私ごとですが、遅ればせながら、コロナに感染しました。ワクチンは4回接種しており、直ぐにかかりつけ医で受診しましたが、コロナに感染したときワクチン未接種で、かつ適切な処置がなされない場合、命の危険を感じるだろうことが想像できました。
感染予防のため、手洗いうがいを励行され、油断されずお過ごしください。