先月中旬頃から、それまで普通に飛んでいたニューボールが、スイートスポットに当たっているのに飛びが悪くなってきています。まるで、空気の抜けたボールを打っている打感でしたが、ストリングは緩んでいませんでした(9月30日にソリンコXナチュラル1.30に張り替え。)。
トップスピンがかかっているつもりの自分のボールは、力が不足して、ベースラインにいる練習相手のストライクゾーンにまっしぐらです。練習相手には、度々ジャストミートされ、相手からの低い弾道のフラットボールはウイナーになりました。対応を探してみたところ、ベンウォルフさんのブログのPlaying In The ColdのYouTube動画で説明しています。
Blog — Ben Wolfe Tennis & Fitness
Strategies For Playing Tennis In The Cold - YouTube
とりあえず、寒い時期は強いボールを打って(打てるようになって)、相手コート深くに返すしか方法がないようです。低いボールが強く打てるようになるため、以前に紹介した下図の手作り練習器具の紐を長くして、ボールの位置をラケットの長さ分の高さにして練習してみました。良さそうです。
打点のスイングイメージは、ベンウォルフさんの壁打ちです。服装から画像の外気温は低いと思われるので、ボールのバウンド後の飛び方と打ち方は参考になります。
ラケットを地面と垂直にして低い打点に当てるにはまず膝を曲げる必要があります。さらに、テイクバックからフォワードスイングで、ラケット面を地面に向けてから、腕全体でラケットのグリップキャップを先行させ、ロックインポジションでスイングしていきます。ロックインポジションができていれば、手首でラケット面を調整できなくなるので、ボールコンタクトでラケット面が自然に地面と垂直になります。
曲げていた膝が伸びるので、ラケット面は地面と垂直のまま膝が伸びただけ上昇します。このグランドパワー(地面の反作用の力)が加わり、正しく打てていれば、紐で吊したスポンジボールが斜め上に力強く飛びます。
ラケットは自然に上昇するので、意図的にラケットを振り上げない(すくい上げない)のがポイントです。グリップキャップが先行すれば、ラケットヘッドは遅れてボールにグリっと当たる感じがします。