世の中には、テコの原理を応用した便利な道具がありますが、人は道具を使うためにテコの原理を使っています。
ラケットもテコとして上手く使えれば、ボールが飛ばなかったり、スピンがかからないことはないと考えます。
私の場合は、使いやすいラケットを探すために、やむなくラケットを買ってきました(嘘です。)が、ラケットやストリングを変える前に、ラケットの使い方を見直してみるべきだったと反省しています。
ラケットの使い方をテコの原理と関連付けて、上手く説明されたものはあまり見かけませんが、テコの原理を理解した使い方をすれば、今のラケットを今以上に使うことができると思います。
ナダル選手の指のテーピングから、ラケットをテコの原理で使っているのがわかります。
打撃の道具は、テコの原理を使っていますが、具体的な説明は両腕を使うゴルフクラブのドライバーの使い方で理解できました。
野球のバットとテニスの両手バックハンドの使い方はゴルフの基本動作と同じです。両腕を使う打撃の道具の支点は利き手になります。
バックハンドのイメージ
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フォアハンドのように、片腕で使うテニスラケットの支点を人差し指と考えたら、疑問が解決しました。
両手バックハンド
実際のラケットを使って、手作り室内練習器具でやってみると、ラケットの威力は増し、持っているどのラケットを使っても上手く打てました。
レディーポジション、ユニットターンでのテイクバック、フォワードスイングでのロックインポジション、ボールコンタクト、フォロースルー、ラケットキャッチの一連のスイングの中で、テコの原理を使うのは、コンタクトの直前の一瞬です。ボールの軌道とラケットが垂直になるまでです。