ツーフィンガーの完成形は、グリップを普通に握り、ボールコンタクト直前に、グリップエンドのツーフィンガー部分の薬指と小指をギュッと握ることです。
そうすれば、次の画像(グリップは3本の指で握っています)のようにフィニッシュが綺麗にきまります。
実践での重要ポイント
素振りのフォワードスイングのボールコンタクトゾーンで、グリップをギュッと握ると、腕が内転によりラケットの風切音がします。この風切音がフィニッシュの直前(右利きは身体の左側)で聞こえるタイミングでギュッと握ります。
実践でも、身体の左側て風切音が聞こえるタイミングで、ラケットをボールに当てると強いボールになります。当てるタイミングをずらせば、強いスピンがかかるようになります。
このようなスイングができるようになったこれまでの経過を記録しておきます。
ツーフィンガー部分というのは、グリップエンドから指2本分の場所を指します。
ツーフィンガー部分を人差し指と中指と親指の3本の指だけでスイングしてみると、ラケットを握る力は入らなくなりますが、ストレスなくスムーズにラケットが振れ、スイング軌道上にラケット面が地面と垂直になる場所が生じます。これが正しいスイング軌道になります。
スイング軌道上なので、ラケット面が地面と垂直になる場所でボールを当てれば、効率的に、意図した方向にボールを強く飛ばすことができます。
この方法で、確実なボールコンタクトができますが、3本の指だけではラケットに力が伝わりません。そこで、体幹を使ってボディターンのパワーを補ってみましたが、ラケットをボールに当てるタイミングは良くなるものの、ボールのパワーは不十分でした。
ラケットに力を入れるために、指5本(人差し指には力は入れませんが)で握り、同じスイングができるように練習しました。それがツーフィンガー完成形に至るきっかけでした。
ツーフィンガー完成形のポイント
ツーフィンガー部分を3本の指で握ってスイングした時には、フォワードスイングで、必ず腕とラケットが次の画像のような逆くの字(黄色の線)になります。5本の指では軽めに握り、この形ができるようリラックスしてスイングします。
ボールコンタクトの直前で(イメージ的には次の画像のラケットの位置)、グリップのツーフィンガー部分にある薬指と小指をギュッと握ると、ラケットを第三種のテコの原理により、ラケットがボールコンタクトエリアを一瞬で移動するので、結果的に強いボールになります。
コンタクト
あまりに一瞬なので、ボールを上手く捉えることができるタイミングで握るのが正解です。
ブログで第三種のテコの原理を取り上げたことがあります。力点と支点は、グリップエンドのツーフィンガー部分にあるのがわかります。この原理を知ってから、テニススイングに実践できるまで7年の歳月が流れました(笑)。
あとがき
使用したラケットは2021ヘッドグラビティライトで、ヘッドサイズは104平方インチ、フレーム剛性は60、ラケットの総重量は約290g、ストリングはソリンコツアーバイト1.25mmを53ポンドで張っています。
ツーフィンガー完成形で結果を出しやすいラケットの特徴は、オーバーサイズのラケットヘッド、柔らかくて軽いラケットフレーム、硬いポリエステルストリングになります。
あとがき その2
そうなると、トーナパワーキャップの本当の使い方がわかりますね。