Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

ぱちモンラケットと言われると

あるテニスショップのブログで、国内で販売されている並行輸入品のピュアドライブは、メーカー指定スペックを外れたぱちモン(不良品)が流通しているそうです。

それを許しているのは、メーカーの不作為みたいなことを書かれていますが、そんなこと言われると、並行輸入品のピュアドライブを買った人は、買い替えたくなります。ただ、今更、倍以上する国内正規品を買う気にはならないと思うので、貶されたバボラを、やはり、廉価販売しているヨネックスとかウイルソンに買い替える可能性が高いです。

このテニスショップは、とにかく市場に出回るバボラのような大手メーカーの批判をして、バボラよりもはるかに仕入価格の安いメーカーラケットや中古ラケットを売って儲けようとする魂胆がミエミエなのと、科学と言う割に、なぜぱちモンあるいは不良品と判断した具体的な理由(並行輸入品と国内正規品との比率や並行輸入品の指定スペック外ラケット割合等)がないのは、真偽の判断ができない主張は、嫌になります。

消費者が、他店舗やネット販売で、何を買おうが関係ないと思うので、それを中傷、批判するのは、商売の方向が誤っていると思います。それって、ネトウヨですな。

そんな余計なことを発信して、消費者に嫌がらせするより、一人親方の身の丈に合った規模で、良いモノを限定して売っていれば、いいんじゃないかと考えますが、自分の主張を受け入れる人が少なくて、思うようにモノが売れていないのかもしれません。

 

あとがき

マンティスオーバーグリップテープを巻いたピュアドライブで、草大会のダブルスに参加しました。

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高齢者の部に参加しましたが、残念ながら予選リーグ敗退でした。同時にやっていた普通の部と女性の部とは明らかにレベルが違い、相当上手い(若い頃に選手レベルの)人しか参加していませんでした。特に私のリーグは、ペアを組んで長い、更に上手い人が集まっていました。負け惜しみになりますが、ボールの質では負けていませんでした。いかんせん、1月前に組んだにわかペアでは、良いところまで攻めても、ここぞのところで、ミスして、ゲームを落としていました。

試合ではマンティスのオーバーグリップテープを使いました。グリップの食いつきが相当良くなり、手汗も気になりませんでしたが、グリップの食いつきが増したことに加えて、太くなったこと(G2→G2.5)で、手首の動きが封じられた感じがして、ダブルスの試合ではラケットが急に使い難くなりました。家に帰ってから、良く考えてみたら、ラケットの使い方がイマイチだったことに気づくことになりました。グリップの食いつきを活かす握り方をしないとだめでした。

次回は、シングルスの大会に出ますが、ぱちモンと言われたピュアドライブではなく、ボウブランドかマンティスを巻いたピュアアエロを使用する予定です(笑)。並行輸入品なので、これもまた批判するのかな。

 

あとがき その2

前述したテニスショップのブログの新しい記事に、あるメーカーの記念モデルのことが書いてありました。同じシリーズのモデルとスペックが若干違うので、ラケットを複数買うなら、通常モデルを買うべき、みたいなことを書いていました。記念モデルのスペックも、同じシリーズの誤差範囲であり、メーカーもわかって発売しているはずです。だから、大手メーカーのスペックの指定範囲は実は広くて、ぱちモンを含め市場に出回ったラケットは、本当の偽物以外は全て指定範囲のような気がします。通常モデルの国内正規品でなければ、複数のラケットを揃えることができないと主張されていましたが、私の場合、ぱちモンと言われる安い並行輸入品が大量に出回っているおかげで、スペックのほぼ同じラケットを揃えることができました。このテニスショップは、10年以上前に発売されたアンティークのラケットをレストアしているのを自慢していました。このアンティークラケットと比較すれば、今の先進素材を使って、スペックを揃えたメーカー公認のぱちモンラケットの方が、使用感や価格の満足度が遥かに高いと思います。

昔のラケットを使っている人の共通点は、昔のプレースタイル、昔のボールの質で、頑なに新しいラケットを買わないことです。このような人達の相手だけでは市場は広がらないので、メーカーとしては、昔のラケットのように正確に同じスペックだけを選別して出荷せず、許容範囲を指定スペックから逸脱したり、ちょっとした仕上がりで目立たない傷があるがようなぱちモンラケットを廉価で市場に流通させて、多くの人達に幅広いスペックの中から選んで使えるようにしていると考えれば、腑に落ちることも多いです。また、メーカーは、廉価版を自社製品ではないとは公表していません。

話は変わりますが、もしも自分が製造メーカーの立場なら、特定のストリンガーの技術がなければ、自社ラケットの性能を出すことができないとメーカーラケットをディスったり、「テニスは難しいスポーツ」と紋切り型の発言をしてテニス離れを助長させる小売店があるなら、普通のストリンガーがストリングを張っても、練習の少ない普通の人が使っても性能を発揮するラケットといった改善を次期モデルのラケットデザインに加えると思います。また、販売の妨げるような発言を繰り返す小売店は、特約店として扱わず、メーカーサポートを積極的にしないブラックリスト店に登録するでしょう。