これまで買ったラケットで、使ってすぐこんな気持ちになったのは、初めてです。買って良かった最高のラケットでした。
下表の一番下の欄のように、ラケットフレームデータをほぼ揃えてもらいました。ボウブランドのグリップテープを巻いて、白のバボラの振動止めを装着した総重量は、2本とも324gとなり、最近使ったラケットで最高重量です。
表は、3種類のラケットの3つのスペックをそれぞれ±1の範囲に揃えてもらったことを示しています。同種類のラケットを、同じストリングを同じテンション、同じタイミングで張り替えているので、私の場合、ラケットを頻度に替えて使っていますが、同じラケットにしか感じません。
今回、ピュアストライク2017モデルは、カタログフレーム重量305g±7gのところ、ほぼ300gで揃えてもらいました。筋肉よりも内蔵脂肪の多い、非力な肥満体の私にちょうど良い重さのラケットです。
経験的ですが、同じスペックのラケットを同時に2本買うメリットは、1本だけ買って単独で使うよりも、ラケット、ストリング、オーバーグリップテープの消耗が半分以下に抑えられ、倍以上の期間、綺麗な状態のラケットを気持ち良く使うことができます。ストリングが切れても、違うラケットを使う必要がないので、テニスの調子を崩すこともありません。
ストリングは、マイブームのソリンコツアーバイトソフト1.20mmをテンション54ポンドで指定しました。張り替え直後に測定しても周波数換算値は低い値です。使い勝手には問題ないので、このストリングに関しては、指定テンションを54ポンドに指定し、張り替え直後の周波数換算の測定は、相対的なテンションの低下の参考とすることにします。
手作り室内練習器具を使ってみて、テニスウエアハウスのレビューに偽りのないのがわかります。オールマイティな感じです。トップスピンは、ピュアアエロやピュアドライブよりも掛かります。普通のスイングでも掛かり方が半端ないので面白いです。
ラケットのパワーも独特で、2018ピュアドライブと比較すると違いがわかります。2018ピュアドライブはラケットに打たされている感がありますが、ピュアストライク2017モデルは、自分の意思でボールにパワーを加えている感じがします。
ピュアアエロVSを使ったとき、98平方インチのラケットフェイスは、物凄く小さく感じて、当てるのが難しかった記憶があります。ピュアストライク2017モデルは、VS独自のフレームの形状ではないため、フェイスサイズが気にならないなかもしれません。
スイートスポットを捉える確率(プラスチックボールを打って、パキンと高いが鳴る確率)は、2018ピュアドライブを100とすると、ピュアストライク2017モデルは90、2017ピュアアエロは80、ピュアアエロVSは70ぐらいの感じです。使い比べると、2018ピュアドライブは、スイートスポットを必ず捉えることができるのに驚きますが、狙ったとおりに飛ばない場合があります。ピュアストライク2017モデルは、ボールコンタクト後にボールをコントロールできる不思議な感じがあります。
これら2機種とピュアアエロシリーズを比べてわかるのは、手作り室内練習器具を使ったバーチャルな練習でも、ベストショットのスイングの再現性が悪かったことです。実際のコートで使うのが難しかった理由がわかりました。
今回購入した2017モデルのピュアストライクは、重量が重い競技用ラケットなのに、重さを感じさせないラケットです。ピュアストライクのカタログフレーム重量の適正範囲下限の重さ(▲5g)を選択した影響が少なからずあると思います。。