Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

運動連鎖は骨盤から

お盆前の夏休みを取っていますが、テニスの相手をしてくれそうな知人は働いており、テニススクールのレッスンに飛び入りで参加することにしました。

参加できたレッスンの時間割は、私よりもひと回り年配の女性達の参加するコマでした。ボールスピードは、一般女性に比べてもゆっくりなので、ダブルスの動きの確認やボレーの練習には最適でした。

今回のレッスンで、マッチ練習前のサーブ練習のときに、女性コーチから神アドバイスをもらいました。

それは、サービスモーションの際、ラケットを担いでラケットヘッドを背中に落としてラケットをボールコンタクトに向けてスイングする前に、先に右斜め前に向いている骨盤をネットに向けてからスイングする(スイングのタイミングが少し遅れタメができます)ことです。

いきなり良いサーブとはいきませんでしたが、ボールスピードが上がり、ラケットを軽く感じました。家に帰って、鏡を見ながらじっくりおさらいしてみると、骨盤を使うことで、サービスモーションが楽にできるようになっているのがわかりました。

そこで、フォアハンドやバックハンドに応用できるかもしれないと思い、手作り室内練習器具を使って練習してみると、サーブと同じようにスイングが楽になり、強く当たるようになりました。

この方法は、サーブやグランドストローク体幹が使え、腕の力に頼っていたのが改善されると思います。

 

参考

次の①〜③のティーム選手のフォアハンドストローク画像ですが、ラケットがボールコンタクトするタイミングと骨盤が正面を向くのに、タイムラグ(タイミングのズレ)があるのが確認できます。

 

①ラケットのフォワードスイング開始時は、骨盤は右斜め前を向いています。

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②ラケットがボールコンタクトするよりも先に骨盤が正面を向きます。
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③ボールコンタクトで骨盤の向きは変わりません。
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スロー動画です。

https://www.instagram.com/p/B-qMMepp1kE/

次の動画のズベレフ選手もよく見るとティーム選手と同じスイングをしています。ところが、その後の動画に出てくるトップ3は違います。スロー動画でも骨盤の動きとボールコンタクトにほとんどタイムラグがないように見えます。

この身体の使い方ができるので、トップ3はミスショットが少ないかもしれません。

https://www.instagram.com/p/B-qZ5Z7JCC3/


あとがき

レッスンの後、テニススクールのご厚意で、女子ジュニア(中学1年生)3人とのダブルスマッチ練習をしました。残念ながら4-6で負けましたが、相手ペアは都道府県レベルベスト10以内なので、花を持たせました(嘘です。実力通りでした。)。試合後に、スクールのオーナーから、本来なら別料金が発生するけど、レッスン料金だけで勘弁してあげると言われました(笑)。貴重な経験ができました。

 

あとがき その2

骨盤の動かし方は取り上げたことがありましたが、腕でのスイングと同時の動きと考えていました。運動連鎖として考える場合は、骨盤の動きと腕でのスイングには、タイムラグ(時間差)があります。運動連鎖の起点は、脚だと思いますが、脚でステップインの動作をすることで、脚と骨盤にタイムラグが生じます。骨盤の動きを感じることで、全身の運動連鎖がつながります。身体のパーツは同時に動かさないのが運動連鎖のコツです。