Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

同じラケットを3本買ってみて

2月中旬にバボラピュアアエロチームを3本購入して、約1月半経過しました。購入直後のサービスガットは直ぐに張り替えましたが、今のストリングにしてから、1月経過しました。

f:id:regnirt-sorp:20190403124709j:image

 

これまでは、手汗でグリップが湿ってくるので、気分良く練習するために、3本ぐらいラケットを用意していました。3本が同じラケットではないので、必ず違うラケットを並行して使わざるを得ませんでした。違うラケットだと、重さが同じでも、使い勝手が変わり、同じスイングをしているのかがわからなくなりますが、3本を同じラケットに揃えれば、同じ感覚で使えます。一度に3本購入は、確かに経済的な負担がありますが、試しにやってみると、もっと早くやれば良かったと思うはずです。

 

あとがき

同じラケットを3本購入しても、重さやバランス、スイングウエイトといったラケットスペックは、完全に同じではありません。メーカーは、あらかじめ、一定の範囲内であることをカタログやラケットに表記しています。

ラケットは工業製品ですので、完成検査では製品が安全であるかが優先されます。その上で、製造工程を工夫して、完成検査での精度を高めれば、カタログデータと全く同じスペックを出すことはできると思います。

消費する側とすれば、製品はカタログデータと同じでなければならないと考えるのは当然であり、そのことはメーカー側も十分認識しているはずです。

なので、考えられる理由は、カタログデータのラケットデザインのラケット製造において、使った感覚が同じになるよう製造していることです。ラケットの感覚を左右するのは、重さ、バランス、スイングウエイトであり、これらの数値を組み合わせたラケットデザインを決定し、ラケットを製造します。製造の最終過程で、使った感覚の違いを人間の感覚で判別できないように仕上げているため、カタログデータの幅はその調整の結果だと考えます。

 

ラケット小売店では、チューンナップして、ラケットのデータを揃えるサービスをして、差別化しているところがあります。ラケットのスペックを同じに揃えることは、理屈的には正しいので否定はしません。ただ、同じラケットは、スペックの違いがあっても、使った感覚が同じになるように作られていることを考えると、ラケットを揃えることで、メーカーの意図したラケットではなくなっています。数値を優先させると、選んだラケットでなくてもよかったという本末転倒の結果となり、ラケットの切り替えやストリングの張り替えの選択が、市販品とは違うことで、困難になることが予想されます。同じラケットを一生涯使うならそれもありですが、私は新しいラケットを常に試してみたいので、そのまま使う派ですが、3本一度に購入して、それで大丈夫だと思っています。

 

あとがき2

テニスウエアハウスのラケットの選び方のビデオの画像を使紹介します。ラケットヘッドの大きさやストリングパターンを決めたら、先ずはグリップサイズを合わせてから、以下のポイントで、自分に合うラケットを探すようアドバイスしています。

 

ラケットは色々な重さで作られています。

f:id:regnirt-sorp:20190404042043j:image
f:id:regnirt-sorp:20190404042046j:image

f:id:regnirt-sorp:20190403211303j:image

 

バランスは、金槌のように、ラケット先端が重くなると、パワーが出やすくなります。

f:id:regnirt-sorp:20190403210742j:image

 

スイングウエイトは、数字が大きくなるほどラケットを振るときに力が必要となりますが、その分パワーが得られます。数字が小さいと、簡単に振れるので、スピンをかけやすくなります。
f:id:regnirt-sorp:20190403210738j:image

 

ラケットフレームには剛性があり、数値が大きいほどしなり難くなります。

f:id:regnirt-sorp:20190403211338j:image