1日の石川能登地方の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。今の私にできるのは、ブログでお見舞いの気持ちを伝えることしかありません。
こんな時の投稿ですが、今書いておかないと忘れてしまうので書き残しておきます。
内容は、前回のブログの続きで、ボールをラケット面の中心に当てるためのレッスンのフォアハンドストローク編になります。
ボレーでは、ラケットをほぼ静止した状態(10センチ)からボールに当てるようにすることで、ボールスピードがそれほど早くなければ、ボールをラケット面の中心に当たるようになり、ボレーがかなり改善しました。
しかし、フォアハンドストロークは、ボレーに比べてボールにラケットが当たるまでのラケットの移動距離が長いので、実際ラケット面の中心に当てるのは難しくなるはずです。
ところが、ラケットの性能が上がっているおかげで、ラケット面の中心付近に当たりさえすれば、案外強いボールが打てます。
フレームが進化しているのでミスヒットしても腕も痛くなりません。
更にテニス愛好家のほとんどが振動止めを使っているので、ボールがラケット面の中心に当たっているかを本人が気がつくことは難しいです。
そのせいでストリングが切れやすくなっているかもしれませんが(笑)。
しかし、関心のある人ならテニススクールのコーチ、ジュニア、上級者の大会に出る人が普通に打つボールとボールの質が違うのに気がつきます。彼らに比べてボールは明らかに遅くてパワーがないことに。
しかし、中途半端ですがスピードのあるボールが打ててしまうため、もっと質の高いボールに改善する方法がボールをラケット面の中心に当てるということを理解できなくなります。
私もその一人でしたが、前回ブログ記事のボレーが改善する練習の後にフォアハンドストロークでボールをラケット面の中心で打てているかを確認するレッスンをやって考えが変わりました。
レッスンは、フォアハンドストロークでラケットをシングルスステックに持ち替えて、ベースラインに手出しでドロップしたボールを球出ししてもらいそのボールをシングルススティックに当てることでした。
野球の打ち方のように両腕を使うと難なく当てることができますが、利き腕だけだとなかなか上手く当たりませんでした。
しばらく練習して当てることはできましたが、クリーンヒットしていないのでモヤモヤしました。これがラケットの中心に当たっていなかった証拠なんでしょうね。
なので、家に帰ってから、手作り室内練習器具を使って、家にあるソフトボール用バット(597g)でボールに当てる練習しました。
バットは、テニスラケットの長さでバットの芯がラケット面の中心になるように握ります。
バットの重さは、テニスラケットのほぼ倍になり、腕を痛める危険があるので、注意する点があります。
バットは力任せに振るのではなく、スイングのスタートはバットの先を空に向けたコッキングで、その後バットの先を自由落下させることです。
バットを手首の力で振らないようにするため、できるだけバットの先端はゆっくり落とします。
大事なのは、バットの先端が落ちるときの遠心力を使ってスイングすることです。
バットの遠心力を手首に感じながら、バットの先(芯の部分)が後からボールに当たるように手首を補助的に使うスイングをすると、バットが作り室内練習器具のプラスチックボールに確実に当たるようになります。
この練習の後にバットをテニスラケットに持ち替えて、バットで振った時の腕(手首)の使い方をします。
ラケットに持ち替えた時もバットのスイングと同じようにラケットをゆっくり落として遠心力を感じながらラケットをボールに当てます。
ラケット面の中心に当たっているとボールがラケットに当たる感じが以前より明確になります。
バット練習のメリットは、自然なプロネーションのスイングが身につくことです。
バットはラケットの倍の重さなので、よほど手首の強い人でなければ、バットの遠心力を使わずにスイングできません。
力任せに手首をプロネーションしようとすれば、手首に負担がかかるだけでなく、思ったようにバットが操作できないのでバットがボールに当たりません。
遠心力でバットを振ってボールに当てることは、自然なプロネーションで正しくスイングしていることになります。
シングルスステック
ソフトボール用バット