Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

室内練習器具を使えばわかるラケットの違い

比較するラケットは、ピュアアエロとピュアアエロVSです。室内練習器具は次の画像になります。以前は、テニス用のスポンジボールでしたが、柔らかい野球練習用のプラスチックボールに代え、荷造紐だけにしています。

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ピュアアエロのストリングテンション(周波数換算値、張り替え3月半目)

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ピュアアエロVSのストリングテンション(周波数換算値、今月購入)

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ピュアアエロVSのヘッドサイズはピュアアエロに比べて少し(2%)小さく、ラケットヘッドの形状は細長くなっています。このラケット形状から、野球のバットをインスパイアしたので、家にあったジュニア用のソフトボールバット(約600g)を使い室内練習器具で練習してみました。

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バットを使った片手スイングは怪我をする危険があるので、最初はバットは短く持って、下のフィールテニスの画像のように手首を先行させるスイングで、バットが遅れてプラスチックボールに当たるように練習しました。

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ベン・ウォルフさんがYouTube動画で取り上げているスイングとも良く似ています。

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バットは、ラケットに比べて2倍の重さですが、テニスラケットと同じような正しいスイングをすれば、片手でも振り切れるようになります。バットのスイング方法では、手首の軌道で制御したバットをボールに当てるので、バットが楽に使えます。プラスチックボールは程よい打ちごたえがあるため、きちんと当たると気持ちいいです。バットをラケットに持ち替えると、ラケットが軽く感じられるので、オートマチックに直線的に振る感覚になります。

 

前置きが長くなりましたが、ピュアアエロとピュアアエロVSの比較に戻ります。室内練習器具のボールのミスヒット(きちんと当たらない感じ)は、ピュアアエロVSの方が多くなりました。テニスラケット用に販売されているセンサーで測定すれば数字で表現できますが、主観的には前述したバットでクリーンヒットしないのと同じような感じです。逆にピュアアエロは、ほとんどクリーンヒットします。比較では、ピュアアエロVSの方がコンタクトはシビアでしたが、バットで打つスイングなら上手く打てそうな感じがしています。

 

ともあれ、新しくラケットを新調しても、慣れて使えるようになるには、時間が必要です。価格のつけようのない大昔のモデルのラケットフレームをタダ同然の価格に設定して、ガットとガット張り替え代を上乗せする商法でお得感を出すテニスショップがあります。昔のラケットは、スロートの剛性強化のため、無駄に重いうえに、現在のラケットに標準装備されるテクノロジーでさえ蓄積されてないので、ガットやガット張り替えでどうにかなるレベルではありません。使いやすくなった新しいラケットを使うのにはある程度の時間が必要なのは明白ですが、最近のテクノロジーの恩恵のない昔のラケットは、道具が全く助けてくれないので、買ったことを後悔する無駄な時間を費やすことになります。所有欲を満たすことだけが目的の展示用ラケット収集家でないなら、キチンとお金を払って最新ラケットフレームを購入して練習した方が遥かに上達しますよ。

 

余談その1 

今年も懲りずにスノーボードをしましたが、2週間前に旗門を立てたコースを滑った時に、旗門に激突して、右肩から転倒してしまいました。転倒の際、相当な激痛がありましたが、骨が折れたりとか、靭帯が損傷した感じはなかったので打撲と自己判断して、市販のロキソニンと湿布で凌ぎました。薬で痛みが少し和らぐので、転倒した日もテニスをしましたが、2週間経った今も姿勢によっては痛いです。初心者は、硬い雪面でちょっと転んでも大怪我することもあり、転倒がトラウマになって上達を妨げることも少なくないです。朝のテレビで、埼玉Questと言う、キッカー(ジャンプ台)の練習場があることを知りましたが、強烈に転んでも痛くない場所で練習しておけば、怪我をする確率は格段に下がるうえに、上達も早いと思います。

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この動画を見て思ったのは、テニスのコンタクトの考え方と共通していることでした。ジュニアから始めたプレーヤーは、テニスボールやストリングは最も柔らかなものから徐々に固くしていくので、イエローボールやラケットにポリエステル素材のストリングを張っても、確実にスイートスポット(ラケットで振動が理論的に0のポイント)に当てるので、怪我が少ないことが推測できます。野球ではバットを正確に使うためのトスバッティング練習がありますが、テニスでも、故障を回避して、楽にボールを飛ばすために、トスバッティング的練習の効果はあるような気がしています。

 

余談その2

昨日の対人練習は、ピュアアエロVSをメインに使うダブルヘッダーで、前半はフリー練習で、後半はテニススクールレッスンでした。前半の練習のメンバーは、私より最大2階級くらい上のレベルのボールを打ってくるので、ピュアアエロVSは常に打ち負けて、返球が浅くなりました。ところが、ピュアアエロに持ち替えてみたら、一変して、強く深いボールが打てました。一緒に練習していた人たちには驚かれましたが、室内練習器具練習で感じた二つのラケットの違いを感じました。前半の練習の体験を活かすため、後半のテニススクールレッスンでは、ピュアアエロVSを使い、室内練習器具のボールを片手バットで打つ感覚でのスイングを心掛けました。テニススクールレッスンは、手でトスされたボールもラケットでの球出しも、同じポイントにボールがフィードされるので、ピュアアエロVSでクリーンヒットさせる練習ができました。参加メンバーは、私よりも上手でしたが、前半に練習参加したメンバーのボールよりも大分優しく、ほどほどにミスもしてくれるので、練習最後のチャンピオンゲームは勝ち越しで終了したので満足しました。