Feei Tennis のサイトに新しい記事が投稿されていました。
The Secret To Developing Fluid Strokes – Sweeping The Ball | Feel Tennis
ラケットでボールをヒットするとき止める感じではなく、ホウキで掃くようなイメージでスイングすることを紹介しています。
この動作は何かに似ています。ホッケーやゴルフです。正しい使い方は、全身リラックスしてインパクトまでのフォワードスイングでラケット(ホウキ)が体幹の回るスピードよりも加速しないことです。
すると、グラフィンで作られたラケットのメリットは計り知れません。これまでのラケットは、バランス上トップヘビーと言われていても、次の画像のようにトップヘビーではなかったからです。
グラフィンなら、トップヘビーのラケットはトップヘビーに作られています。ホッケーのステック、ゴルフクラブ、野球のバットのごとく、これまでのテニスラケットの中身がグラフィンを使うことで変わってしまいました。
信憑性は、グラフィンが投入された去年から今年にかけてグラフィンのラケットに買い替えた多くが革新的に上手になったり、試合に勝てるようになったことです。
どうしてかといえば、ゴールデンエイジからテニスをしていないほとんどの愛好家がテニスを始めた時、野球等で身に付いていたホウキで掃くようなスイングをしていたと想像できるからです。グラフィン以前のラケットはそのようにスイングすると上手く飛ばないですが、グラフィンの極バランスなら上手く飛ぶからです。
上手くホウキで掃くスイングをしないと飛ばないため、敢えてヒットする打ち方をして腕を痛めたりする人も少なくありませんので、それを改善するのがラケットテクニシャンの本来の仕事でした。ところがグラフィンの極バランスのラケットは、重量配分バランスが均一なので、普通のガット張りができれば十分機能し、ラケット重量が他のメーカーより軽くても飛ばす効果が高いです。
プロのストリンガーさんのお店で結果を出しているラケットの大半がグラフィン搭載であることを鑑みるに、特別なガット張りやチューンナップ技術よりも道具の方が格段に進化をしている感じがします。
ヘッド以外のラケットやヘッドでもグラフィンを使用していないラケットはそもそものバランスが良くないので、それこそプロのストリンガーさんにガット張りをお願いするのが一番です。ただし、普通のマシンを持っていて普通の張り方ができるなら、誰が張っても効果のでるグラフィン搭載ラケットに買い替えてみる価値はあるかもしれません。
ヘッドラケットのストリングの張り方はこちら
http://www.head.com/__static/catalogues/HEAD_Stringing_Instructions_2014_EN.pdf