ウィルソンスチームSのプロモーションビデオのメインストリングのスナップバックのラボのテスト映像を合成静止画にしてみました。
左からボールが発射され、上に弾かれてます。
実際のテストは、次の画像のようにラケットを垂直に固定して、ボールは下から角度をつけて発射しています。後ろから見たスナップバックの画像とラケットを合成しました。
ラボでのテストならこれでも仕方ないですが、実際に使ったときがイメージできる画像にしてみました。
ラケットを水平にスイングすると、スピンは掛かりますが、ボールは下に弾かれます。この現象に対応して何事もなかったかに打っているのがプロのスイングであり、プロのラケットの使い方です。
次の画像はラケットとボールが接触した時のメインストリングのスナップバックです。
プロのストリンガーさんといえど、この映像を否定することはできないと考えます。
映像を無償で公開しているウィルソンさんはさすがです。画像からわかるのは、ガット張りとは、メインストリングのガットをいかにスナップバックさせるかということです。
スナップバックには、メインストリングとクロスストリングのテンションの適切な関係、ラケットフレームのストリングパターンによって組み合わせるガットの相性がポイントであることが推測できます。
また、どのくらいスナップバックさせるかによって、プレイヤーの技量に合わせたり、好みに応じた硬さを調整したりも可能でしょう。
あとは緩まないような張り方と新しいガットを使うといったことでしょうか、多分。