昨日の新聞を読んでいたら、テニスをしている男性の写真が目に留まりました。記事を読んでみると、障がい者立位テニス協会を設立された方の話題でした。
車椅子テニス（座位テニス）は、国枝選手や上地選手の活躍で良く知られています。私は、障がい者テニスや団体の設立とかに興味や関心はありませんが、記事で、設立者の柴谷さんがテニスを再開するきっかけとなったハワイのコーチのサーブのアドバイスが気になりました。それは、「足が悪いと言っても、コーチは『体をひねって打てばいい』」の部分です。
ラケットを使ったサーブの練習を毎日家でやっていますが、記事の体をひねって打つと共通点があるので、その練習方法について書いておきます。
使用するボールは、野球のバッティング練習用のプラスチックボールです。プラスチックなので、壁や窓に向かって普通の力のスイングで打っても家の中でも大丈夫です。まあ、建材の強度が低い場合とか集合住宅は、破壊や騒音に注意が必要です。
私の家は大豪邸ではありません。家の中では、立ってラケットを振れないので、椅子に座ります。身体のひねりを使うため、壁や窓に向かって真っ直ぐに座り、身体を９０度ひねった状態から、トスを上げてサーブをします。サービスモーションは、マルかいてポンの動きが参考になりますが、トスに合わせて、ゆっくりスムーズな動きに合わせたボールコンタクトができるようにします。
マルかいてポンの動きを学ぶ - Regnirt-sorpの日記
家には天井があるので、高さの制限があり、トスのボールが天井に当たると、サーブができるトスになりません。そのため、天井の高さが目標物になり、天井に当たる直前の高さに調整できるようになりました。実際、トスのコントロール精度が上がり、コートでのサーブでは、トスのやり直しがほとんどなくなりました。
プラスチックボールを使ったサーブ練習では、ラケットをボールに当てる場所で、フラット、スピン、スライスと打ち分ける練習をします。加えて、リバース（右利きならボールの左側に当てる）練習をします。リバースが打てると、サウスポーのようにアドサイドから右に飛んでいくサーブが打てます。付加効果で、フラットサーブも良くなる感じがします。
参考になるYouTubeがあったので編集しました。元動画は、フラット、スライス、キック（スピン）の順で、撮影方向は後ろ→前→横で撮影されていましたが、分割編集しました。
Serve Slow Motion - Flat, Kick, And Slice - Front, Back, And Side View - YouTube
フラット（リバース）のイメージ、撮影方向は前→横に編集
Instagram post by @regnirt_sorp • May 18, 2019 at 12:01pm UTC
スライスのイメージ、撮影方向は後ろ→前に編集
Instagram post by @regnirt_sorp • May 18, 2019 at 11:21am UTC
スピン（キック）のイメージ、撮影は後ろ→前に編集
Instagram post by @regnirt_sorp • May 18, 2019 at 11:34am UTC
この方法の最大のメリットは、身体に負担をかけずに、同じ高さのトスで、毎日１００球以上のサーブの打ち込みができることに尽きます。上記の動画のラケットの使い方をイメージしましょう。
羽子板サーブから脱却できない愛好家の問題点は、ボールコンタクトすることしか考えていないからです。サーブでは、一連のサービスモーションの連続性が一番重要だと思いますが、ある程度の練習量は必要です。ただ、普通の硬式テニスボールを使うなら、コートのような広く安全な場所が必要で、さらには、たくさんボールを打つ必要があります。しかし、フォームを固めずに、闇雲に打てば、練習したという自己満足になりますが、練習した割に上手くなっていません。そんな練習では、いつまで経ってもちゃんと飛ばないうえに、身体へのダメージも大きいです。コート練習が少ない傾向のある愛好家には、練習の量と質を確保できる、プラスチックボールを使った家でやるサーブ練習はおすすめです。
障がい者立位テニスの参考サイト
柴谷さんの試合
TAP WORLD TOUR USA OPEN 2017 CATEGORY A MAIN DRAW THE BEST 8 - YouTube
