Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

練習相手との年間マッチ結果

去年は全く歯が立たなかった練習相手との今年4月から12月までのマッチ結果は、13勝8敗2分でした(セットの勝敗。第1セット終了後の時間切れは勝敗にカウントしていません。)。

23戦目(セット)となる最終戦は、コートの貸切時間終了10分前に5-3、40-15の2マッチポイントから、まさかの5-5となり、今年2度目の時間切れ引き分けで、両者遺恨を残さずに今年のマッチ練習が終わりました。

2時間コートを借りて、30分以上は基礎練習してからのベストオブ3セットマッチをコールして開始しますが、ジュースありなので、1セットにかかる時間は50分を超え、時間内に2セット連取で3セットマッチが決着したのはマッチ練習した22日間で1日しかありませんでした。

相手のプレースタイルは、ダブルス主体の方なので、前に出てくるのを厭わないタイプです。対する私は、動き過ぎで疲れると試合にならなくなるので、ベースライン固定の怠け者プレーヤータイプです。普通に考えて相手有利で、マッチ前にやるストロークアンドボレーの決め打ち練習のように、相手のアプローチからのボレーで決められるパターンを少なくても5回以上はやられ、毎回、試合前練習のデジャヴを体験しました(笑)。

この対戦スタイルで、勝ち越せたのは、ラケットやストリングの相性を考え、とにかく強いストロークをクロスに打ち続けることができるように、ラリーボールの質が良くなったからだと思います。ただ、今年の後半は、この攻撃パターンは相手に読まれ、厳しいコースに攻めても返ってくるようになりました。結果ミスチョイスとない、攻めたのにポイントを失ってしまうケースが増え、ここ2ヶ月は、試合でのジュース回数が毎回、1セットの総ゲーム数を超え出すようになり、ノンアドバンテージやセミアドバンテージのルールを適用した時のように、30分程度では終わらなくなりました。

 

ラケットとストリングは、それぞれ3種類使いましたが、一番良かった組合せは「ピュアドライブチーム」と「ソリンコハイパーG」でした。

 

ストリングフォーラムのデータベースには、発売されたばかりなので、ソリンコハイパーG1.10mmのデータやインプレはまだありません。

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ピュアドライブチームは、これまで使ったどのラケットよりも素直で、選択したストリング関係なく、楽に振り切ることができました。

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最終マッチ練習で、初めてハイパーGをピュアドライブチームに張り替えたのを実戦で使いましたが、これまでのストリングでは、最も簡単にパワーがあり、スピンがかかるストリングでした。ピュアドライブチームのラケット性能の影響はありますが、極細なので、これまで使ってきたポリエステルストリングの中では最も打感が優しい部類です。

 

残念なのは、次回の張り替えでの依頼テンションに迷うことです。というのも、58ポンドで張り替え依頼(クロスストリングお任せ)した翌日のラケットチューンアプリでの周波数換算での測定値が49ポンドと掛け離れていたからです。ストリングベッドを指で押した感じは、ピュアアエロチームに張ったソリンコツアーバイト1.10mmと変わらないので、数値が示すテンションではないかもしれません。次回はハイパーGのゲージを太くして、データベースのあるゲージで試そうと思います。

 

58ポンドで依頼した張り替え直後のテンション(張り替え後1日目、2本とも同じテンション)

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マッチ練習後のテンション(張り替え後4日目)

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データベースのとおり、1.10mmのストリングゲージの測定値がないので、実際の状態と測定テンションが違う結果になっていると思います。

アプリデータベース

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データベースに1.10mmゲージの測定値のあるツアーバイトでは、依頼したテンションから少し下がった数値が出ています。

アーバイトの2日後の測定値(57ポンドで依頼)

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アプリデータベース

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練習相手の方には、毎週相手をしていただき本当に感謝しかありません。来年も怪我なく、今年以上に楽しくテニスが上達することを祈念しています。

 

あとがき

あるプロストリンガーさんが、少数の法則を駆使して、巷で言われているストリング張り替えの時期を解説していました。

「少数の法則」信仰者/8つの認知のゆがみ

巷で言われる色々な張り替えタイミングだけを言及しているので、いつ張り替えていいのかわからなくなりますが、「自分はその答えを知っている」と思わせる、これがエセ科学を提唱するこのプロストリンガーさんの不安商法のやり方です。

一般的な判断は、プロ選手の試合で観られるように、最短は6ゲーム後で、最長は物理的にストリングが切れるまでです。あとは、自分が使っている道具なので自己判断でしょう。

製造メーカーのバボラは張り替え時期をカタログで解説しています。不安商法のプロストリンガーさんのような製造メーカー以外の発言やあなたにしかわからないはずの事例の判断を自信満々で力説する内容は、科学だからと言われても、眉に唾をつけて、疑いましょう(笑)。

ラケットのストリング張り替え時期の根拠は - Regnirt-sorpの日記

 

あとがき その2

あるプロストリンガーさんのお店では、自分がガット張り替えしたラケットの性能を証明するために、年に数回練習会を開催しています。たった1時間の練習会ですが、練習時間中ずっと大声で、「俺の言ったことが何でできないんだ!あいつはできているのに。」と既にスキルがある人と比較して叫び続けていました。練習会終了後に、「あんたらができないおかげで、叫び過ぎて声が出なくなった!」と言われたのには本当にがっかりしました。練習会には、指定されたドレスコードがあります。お店専売の安いノーブランドで原色を基調とした無地のシャツやパンツ、これに加え、一時期は海外で不動在庫になったセルジオタッキーニ、最近ではセントクリフトファーを、プロストリンガーさんのお店が取り扱いしているアパレルを指定で買わされます。また、シューズは、ディアドラかアシックス、ラケットは、認知度の低いラケットです。この認知度の低いラケットでなければ、お勧めのストリングに適合しないという理由から、普段使っているラケットには合わないと言われ、練習会に初めて参加するお客は、お勧めストリングを張ったこの認知度の低いラケットの中古をわざわざ買わなければなりません。

練習会では、年齢構成やレベルも違う老若男女が、テニスコートでは絶対に見かけないアンバランスな格好をして、見慣れないラケットでお互いが打ちにくいボールのバカ打ち乱舞の中で、狂ったように叫ぶ指導、まさに地獄絵図でした。自分が売っているグッズを使っているので、絶対上手くなるはず、という、指導を受けている人よりも強い思い込みで高圧的に教えようとします。

そんな指導は、マイケルチャンコーチでも1時間で錦織選手を上手くできないことはわかりますが、付け焼き刃の練習会に参加して直ぐに上手くなる訳がないです(かえってそのトラウマで、下手になるでしょう。)。参加にはお店で買ったガット張り替えラケット、ニューボール3個持参(ボールメーカー指定)で、コート予約は参加者責任、コート代は参加者割勘、お店からの持ち出しのない、費用面では政治家のパーティのような練習会です。こんな練習会は二度とは参加しないと思いますが、初めて練習会に参加したお客には感想文を必ず書かせます。練習会で上手くできなかったことを盾に、あれやこれやを買わそうとする商売人根性は見上げたものです。感想文に要望や希望を書いてしまうと、お店は要望なので提供するというスタンスで、お客は無限購入地獄に入ります。お付き合いが長くなった賢いお客は、お店に感想を求められたら、「何々ができるようになったとは言いますが、何々ができない。」と回答し、お店に付け入れられる隙は見せません。それは、単に世界最安値で必要なだけ購入したい理由で、お店の傀儡にはなりたくないからです。頭の良いお客は無限購入地獄に引き込まれないように発言に気をつけ、言わぬが花で、必要のないものは買わないし、効果が薄い練習会には参加しないし、お店の主張には馬耳東風が一番なのを知っています。なぜなら、お客のイエスマンが、従業員でもないのに無償で色々な奉仕作業を頼まれているからです。

 

あとがき その3

また、あるプロストリンガーさんのお店でこんなことがありました。角切れで悩むジュニアの親に角切れしない耐久性のあるガットを売りつけ、今までのガット張り替えコストが下がったそのお客に対して、「寒くなると角切れする」と寒さに耐性のあるガット張り替えを宣伝して、無限購入地獄にに引き込む手法には感心してしまいます。

廉価販売の末路を知っている他店は、絶対やらないと思いますが、このお店は、たった数十人のお客に、不動在庫のボール、ラケット、アパレル、シューズ、アクセサリーというテニスグッズを利益度外視で売り、市場を壊す迷惑行為を平気でしています。

このお店が取り扱う認知度の低いラケットは、価格が安くて競合がない価格帯カテゴリだったにもかかわらず、このお店が更に安く売るので、日本市場から撤退同様の死に体メーカーにしてしまいました。そのため、残念ながら、輸入代理店は、一抹の希望的販売計画を個人輸入規模の小さなロットでしか仕入れていません。メーカーは、日本の輸入代理店には、日本市場での販売力がないと判断し、日本以外のアジア市場に販路変更したと思います。

そこでこのプロストリンガーさんが考えたのが、この認知度の低いラケットの個人輸入規模の少数の新品ニューモデルと国内外中古品の販売です。販売手法は、ラケットのスイングウエイト測定とガット張り替えをセットにした不安商法です。しかし、そんな無理筋で販売が伸ばせる訳もなく、多分、輸入代理店は迷惑に感じているはずです。

ただ、こんな商売を思い立つ理由は、このラケットメーカーに、ラケットのカスタマーデータが不足しており、新しい金型にモデルチェンジする資金もないからです。大手ラケットメーカーは、大量のカスタマーの要望とプレースタイルの情報から傾向を読み取り、金型を新規に設計してモデルチェンジをするので、理論上、最新のラケットは、現時点でのカスタマーに、ほぼ合うモデルになります。しかし、認知度が低いこのメーカーは、発売当初、一般のカスタマーが使ったことがない金型で製造しており、(大手ラケットメーカーの現在のバランスに)調整しないと、現時点でテニスをしている人には、なんとなく合わないラケットだからです。これが認知度の低いラケットの欠陥であり、スイングウエイト測定をして、調整して売らなければならない理由です。

この認知度の低いラケットを使うが故に、たった年数回ガット張り替えを依頼するお店の不安商法を受け入れて、テニスのイニシアチブを握られることはバカげています。

 

あとがき その4

あるストリンガーさんは、ジュニアの市場に自慢のガット張り替えと認知度の低い不良品ラケットを持ち込んで、上手くいった話をしていました。お金を出すのは親御さんなので、子供のストリングが直ぐに切れるのを、このプロストリンガーさんのガット張り替えとラケット購入で改善する内容を、ガット張り替えにきた吝嗇な親御さんにプレゼンしたようです。上手くならないのに金がかかる自分の子供のテニスを助けてお金を節約できる、親心と吝嗇心の琴線に触れました。具体的には、切れないストリングと安いバランス調整の必要な不良品ラケットの売り込みです。話によると、これまでにセールスした30数名のうちほぼ全員がお勧めストリングを張ったラケットに買い替えたそうです。数名は、スクールの圧力等で、買い替えなかったそうですが、替えない判断をした子供の親御さんは立派です。さて、ここで問題です。ストリングやラケットを替えた多くの子供は将来的に立派な選手になり、プロになるんでしょうか?私は運命鑑定師ではないですが、この子供たちは、成人するまでにはテニスを止めると思います。錦織選手や大坂選手は、途中でラケットメーカーを変更しませんでした。理由は、結果的にラケットメーカーは彼らを選びましたが、彼らはテニスは道具を替えるだけで簡単に上手くなるスポーツではないのを本能的に知っていて、最初に使ったラケットを使い続けたからです。多分、ストリングが切れなくなってお金はかからなくなり、親御さんは喜ぶかもしれません。しかし、残念ながら、お子さんの成長はそこで止まります。なぜなら、私のような普通の大人にできない、ストリングを簡単に切ったり、プロ選手のようなラケット破壊は、ギフト(才能)だからです。せっかく、生まれながらに授かった、切ったり、壊したりできるこのギフトを、いかに強烈なパワーやスピンに変えていくのがテニスであり、その発展途上で、ギフトを使えなくするストリングやラケットに何の意味があるのでしょう。将来のリターンを考えれば、たった少しお金をケチったばかりにせっかくのバラ色の未来がなくなる事例は親御さんもたくさん知っているはずなのに、それを閉じる選択をしたのは失敗です。そんなことをやってしまうのは、そんな親から生まれた子供たちの運命なので、親御さんがこのプロストリンガーさんに出会った運命が不幸だったと諦めるしかありません。でも将来、芽が出ないだろうテニスを諦めるキッカケになったことを、このプロストリンガーさんに感謝することもあると思います(笑)。

 

お店選びは本当に難しいですが、こんな売り込みをしてくるお店は使わず、大手メーカーのラケットを買えば問題ないので、答えは簡単です(笑)。