最近はあまりやらなくなりましたが、大坂なおみ選手はサービスモーションに入る前にラケットを画像のように動かしていました。
これは強烈なサービスを打つための動作です。サービスだけでなくストロークやボレーでもこの動作を取り入れてスイングすると、ゆったりしたフォームから強いボールを打つことができます。どちらかと言えば、ゆったりしたスイングをすることで効果を発揮します。
2019年全豪オープン決勝から抜粋
①グリップエンドを軽く握った状態から
グリップエンドをギュッと握る
②グリップエンドを軽く握った状態から
グリップエンドをギュッと握る
③グリップエンドを軽く握った状態から
グリップエンドをギュッと握る
注目していただきたいのは、番号をつけた2画像(前後の動作になります)のラケットヘッドの移動です。
グリップエンドをギュッと握ると、手首は動いていないのに、ラケットヘッドは瞬時に10センチ以上移動しています。
動画
あとがき
チャレンジ精神のある読者は、今回のブログ内容を練習等でやってみると推測します。このブログを読んでピンと来ない人にお知らせします。ボールコンタクトは、ラケットヘッドが瞬間移動するタイミングで行います。ラケットが瞬間移動しているので、基本的には腕力(かいなちから)を必要としません。肘に故障している人は是非お試しください。
あとがき その2
スイングにラケットヘッドの瞬間移動を取り入れるとき、一番やりやすいのはサーブです。なぜなら、トスでボールは自然落下のため、水平方向の速度は0だからです。ストロークは、毎回速度と高さが違うので、オンコートで週一回しか練習できないなら、打撃でのタイミングを合わせるのに半年以上かかるかも。手作り室内練習器具で1週間も練習すれば、オンコートで実践できますけどね(笑)。