ラケットを背中まで利き腕で引いて、ラケットの重さの勢いを使ってインパクトしていた時は、肘が痛かったです。
テニスエルボーにならなかったのは、当時、プロのストリンガーさんがガットを張ったラケットを使っていたからだと思います。おすすめのガットを張ってもらった代金は、往復の送料と張替え代で8千円近くしました。せっかくのラケットなのにスピンを掛けることはできませんでしたが、製造1年以内の新しいガットのお陰でテニスエルボーの予防になったと思います。
このラケットを使っても、肘に違和感があったので、ラケットを背中まで引かないスイングの練習をしました。引かないようにするには、プロの選手の真似をするしかありませんでした。ラケットを持っている利き腕でテイクバックすると、ラケットを背中まで引いてしまうので、ラケットを持つ反対の手で引きました。引き過ぎはこれで防げ、肘は問題なくなりました。
それでもラケットで勢いをつけることは改善しなかったので、今度は手首の痛みと握力の筋肉痛がありました。
そこで練習したのが、手首をロックしてのインパクトです。対人だと難しいので、壁を利用しましたが、フォアハンドよりもバックハンドが改善しました。
痛みはすぐに取れたので、原因は正しくない打ち方だったと思います。まともに飛ぶようにもなったので、正しいラケットを選び、プロのような打ち方をすれば、痛みの回避と上達の両方が期待できると思います。