Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

ヘッドとウイルソンのラケット

今年の総括として、今年使ってきたヘッドグラフィンXTスピードレフプロ(以下、スピードRP)、旧グラフィンエキストリームライト(以下、Eライト)、ウイルソンスチーム105S(以下、スチームS)とを比較してみました。

スペック数値は、スピードRP、Eライト、スチームSの順に書きました。

⑴ ヘッドサイズ
98平方インチ、100平方インチ、105平方インチ
⑵ ストリングバターン
M16/X16、M16/X19、M16/X15
⑶ 長さ
27.4インチ、27インチ、27.5インチ
⑷ ラケットフレーム重量
265グラム、265グラム、289グラム
⑸ ガット込みラケット重量
283.5グラム、283.5グラム、311.84グラム
⑹ バランスポイント(フレーム)
340ミリ、340ミリ、325ミリ
⑺ スイングウェイト
316、313、332
⑻ 剛性
61、63、69
⑼ 材質
グラフィンXT、旧グラフィン、バサルト

プロプレーヤーのようなスピンの掛かったボールが打てるコンセプトで、ガットのスナップバックを使うストリングバターンで昨年末にウイルソンから発売されたのがスチームのSシリーズです。今年、このストリングバターンをウイルソンのプロダクトライン全てにスピンエフェクトモデルとして投入しました。

一方ヘッドは、昨年末は新素材グラフィンを開発し、今年は全プロダクトラインに投入しました。ヘッドは、ラケットシリーズごとに色分けしており、スピン系はエキストリームシリーズです。

ところが、エキストリームにやっと旧グラフィンを導入したと思ったら、旧グラフィン導入モデルには、来年グラフィンXT導入します。さらに、スピードシリーズではグロメット交換によるスピン系オプションを選択可能としています。

ラケットのスペックで、コメントできる技術を持ち合わせていませんが、フォームが固まる半年前は、スチームSが自分にとって素晴らしいラケットでした。

フォームがほぼ固まり、ストリングバターンに頼らなくてもスピンをかけられるようになってから使った旧グラフィン導入エキストリームのEライトを素晴らしいラケットだと絶賛したのは記憶に新しいです。

ところが先日、今月発売された最新素材グラフィンXTにスピン系オプションを装着したスピードRPを使ってパフォーマンスアップしたのに驚き、同時に日本でEライトを販売しない理由が一瞬でわかりました。

日本のテニス愛好家は簡単にラケットを変えませんが、もしグラフィンXTスピードRPを使う機会があれば、旧素材を使ったモデルに戻ることはないと言い切れます。

私自身、スピードRPは今まで使ったラケットの中で一番素晴らしいラケットと言えます。他人は知りませんが(笑)。


参考 スピンを掛けるためのフォームのヒント