Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

グラフィンXTエキストリームレフプロ

年末に海外正規品を買ったので、インプレを書きます。ストリングパターンは16×16、ストリングは発売間もないルキシロンエレメント⒈25mm、テンションはお任せ(52ポンド)、グリップテープはトーナメガタッグ(ウェット)です。買ってから一週間経ってしまいましたが、初めて使った今日の壁打ちがあまりに良かったので、2016年はこのラケットを使うことになるでしょう。➡︎(訂正)来年の話をすると鬼が笑うと言います。2016年はインスティンクトSを使っています(笑)。
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グラフィンのエキストリームライトを1年使っていたので、グラフィンXTエキストリームライトとレフプロのどちらにするか悩みましたが、ストリングパターン16×16が選択できるレフプロにしました。ルキシロンエレメントは最近発売されたストリングです。

ポリエステルストリングでプロ使用率が高いルキシロンアルパワーを知らない人は少なく、その性能の良さはプロアマ問わず認めるところです。ただ、ストリングは、保管が良い場合でも製造後少なくとも2年以内にフレームに張る必要がありますが、ルキシロンアルパワーは新発売から3年以上経っているのを考えると、回転の悪いお店だと、使用期限の過ぎて在庫している可能性は高いです。不動在庫のロールガットやこれを切断しながら販売するノンパッケージ品は、ストリングの経年劣化による硬化で、肘を痛めたり、ガット切れ、ガット緩み等のリスクが発生の原因だと考えています。

私は最近ポリエステルストリングしか使ったことがありませんが、ストリング選択基準は簡単です。それは、発売されてから1年未満の鮮度の良いポリエステルストリングを使うことです。2015年は新製品か製造間もないポリエステルストリングを使ってきましたが、ラケットの適正テンション真ん中で張っても硬くなく、今年ストリングが切れたラケットはありません。今のテニス技術を習得するにはポリエステルストリングが必要不可欠な要素ですが、他人様のインプレよりも鮮度で選べば間違いは少ないです。

今年張り替えたラケットは全て年末まで気持ち良く使えました。冬になっても硬くならないし、緩んでもいないのでまだまだ使えそうですが、良いシーズンを迎えるため、本格シーズン開始前には新鮮ポリエステルストリングに張り替えようと思います。2回目以降の張り替えはガットが緩み難いこのお店にお願いしています。

グラフィンXTエキストリームレフプロは、16×16又は16×19のストリングパターンが選べますが、フレームがグラフィンXTでラケット剛性がエキストリームライトより柔らかく、5g重いフレームになったおかげで振り抜きが良くなっています。16×16のストリングパターンの選択は、新発売のストリングとの相乗効果なのか、スピンもグラフィンエキストリームライトの⒈5倍位はかかり易くなっています(驚愕)。

今回購入したお店でお任せでガット張りですが、それでもボールがスピンで落ちる軌道がはっきりわかり、壁に当たってからの弾きのホップが半端ではありません。USRSAのラケットテクニシャンのガット張りでなくても、ラケット性能が出る素晴らしいフレームでした。

補足ですが、このエキストリームレフプロを壁練習で使うときに参考にした動作の練習器具を紹介します。国内で販売しているかわかりませんが、トップスピンプロという製品で、謳い文句は、最速2分でトップスピンが打てる、です。

国内にも昔から似たような器具がありますが、

トップスピンプロは、スイング方向の角度を固定してスイングできるような補正板とこの角度でボールを押せる構造になっているところがエポックメイクな点です。通常の16×19のストリングパターンのラケットだと使い古しのボールは壁で1時間も練習すると丸坊主になりますが、モフモフになりました。
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更に、トップスピンプロが素晴らしいのは、この器具の意図するラケットの使い方をすれば、トップスピンプロをわざわざ買わなくて済むことです。ただし、この方法でインスタントにトップスピンを打てるようになるには、グラフィンXTエキストリームレフプロの16×16ストリングパターンに新鮮ポリエステルストリングを張ったのを買うのが早道かもしれません。

グラフィンXTエキストリームレフプロは、プロ選手のようにスピンがかかる画期的なラケットに仕上がっています。

Topspin pro
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ボードに沿ったスイング軌道でボールを押し出します。
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ボールを擦るだけでなく、押し出す感覚が必要です。
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トップスピンプロは、ジュニア、初心者及び中級者を対象にしていますが、更に体力が有り余っている人には錦織選手のラケットの使い方も参考になります。

コンタクトでパワーの出るグリップを確認する
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ユニットターン
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スピネーションでラケット面は地面と平行
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ロックインポジションからは腕力ではなく、ボディターンでスイング
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ラケットのエッジからラケット面は地面と平行のままボール方向に移動してコンタクト(パワーの出るグリップなら当たります。)
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コンタクトからのプロネーション
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ボディターンからフィニッシュは力が抜けて、この後ラケットは背中まで回ります。ラケットを持つ方の腕力(かいなちから)だけでスイングすると、ラケットは最後まで回ってくれません。
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来年も、読者の皆さんのファーストサーブが入ることをお祈りしています。よいお年をお迎えください!