今月、健康的に生活できる期間を示す「健康寿命」の発表がありました。
それによると、2022年の推計で女性が75.45歳、男性が72.57歳です。
サバレンカ選手のフォアハンド
何度も観ましょう!
2019推計
私のようなアラカンなら、健康を前提としたスポーツ等はあと10数年でできなくなり、その10数年後に平均寿命を迎えることになる推計です。
話は変わりますが、アラカンになってからのテニスに思うのは、自分より若い人達が羨ましく、ジュニアの選手は眩しく感じ、やはり相対的な自分の残り時間の少なさへの焦りです
それでもテニスは続けていくつもりなので、私の場合、テニスの目的を武道修行と重ね、「天下無敵」を目指すことにしました。
「天下無敵」と聞いて、何を大それた目的と思われるかもしれません。
内田樹先生のブログの投稿では、武道修行では「天下無敵」の境地に到達することを他人と競うものではなく、生涯をかけてただ淡々と修行するだけであり、武道は「天下無敵」という無限消失点をめざす行とのことてす。
この境地に至るのは、他人と競うものでもないし、誰かに査定されるものでもない。
一方、スポーツは強弱勝敗巧拙を競うことで人間の心身の可能性を開発する卓越したシステムとのこと。
自身も何年もテニスを続けて、アラカンになって初めてテニスの大会で表彰台の最も高い場所に上がることができました。
ただ、武道はスポーツとは全く違うものであり、武道には競争もランキングもないと説明しています。
内田樹先生のブログの文面をお借りしますが、江戸時代の禅僧澤庵は、兵法者は勝負を争わず、強弱に拘らず、敵との相対的優劣を競ってはならないと教えています。
しかし、私自身、負けるのは嫌なので、歳を取ってもテニスがもっと上手くなりたい、勝ちたい欲があります。
なので、来年は、年齢を重ねることに焦らないよう兵法者の心構えに従いテニスの修行を続け、テニスマッチでは「天下無敵」になれるよう努力します。
健康寿命からいきなり来年の抱負になりましたが、これをもって、私の2024年テニスを締めたいと思います。
紅白歌合戦は観ていませんが(笑)。