正月休みのような長い休暇にはまとめて本を読みます。Kindle Unlimitedで無料で読める本でしたが、心に残る本でした。否定からは何も始まらないことが良くわかります。
映画化され、有村架純さん主演です。彼女のことは、NHKドラマひよっこに出るまでファンでしたので、ビリギャルはWOWOWで観ました。この本は、その原作者さんでした。有村架純さんついでに、僕だけがいない街は、漫画の原作も読んでいたのもあり、映画館に行って観ました(笑)。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)
- 作者:坪田信貴
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/04/10
- メディア: 文庫
「呪いの言葉」思考を批判して、日本人のテニスをdisるテニスショップがありますが、「才能の正体」を読めば、テニスだけではなく、戦後教育を受けた、日本人の親の多くが、子供のためと考えて、ほとんどの子供に実行してきたしつけが、全て呪いの言葉だったことがわかります。
その言葉は、拮抗禁止令と13の禁止令で示されています。あるテニスショップは、自分の商売の主張に合わせて、都合の良いところだけをピックアップしてテニスの呪いの言葉の蔓延を嘆く主張をしていますが、テニスだけに限ったことではないので、誰も言いなりになる必要はありません。
このテニスショップは、同じように、昨年から、ブロックチェーンの普及を主張されています。ちなみにこのお店は、通販では、現金決済(銀行振り込み)しかできません。いきなり、ブロックチェーンの主張の裏には、クレジットカード決済の高額な手数料(3〜15%)の問題があったと思われます。日本最安値を自慢した時期もありますが、クレジットカード決済をしないので、この手数料をお店やカード利用者は負担しなかった背景があります。消費者に負担させないのは、かっこ良く見えますが、クレジットカードを使うのは、自分で銀行振り込みする手間を省くためなので、時給の高い人は、銀行振り込みよりもクレジットカード決済が合理的なはずです。ブロックチェーン利用にあたっては、手数料以外の問題、つまり安全性(取扱者の仮想通貨が消失)や合法性(犯罪資金等のマネーロンダリング問題)については、まだ結論がでていません。そんなブロックチェーンに加盟したことが、なぜ、AI普及でガット張り替えの騙し排除に繋がるのか、論理の飛躍がありすぎて、このテニスショップの主張が理解できないのは私だけですかね。また、テニスは難しいので、自分のガット張り替えでないと全てダメと言う主張は、そこまで言い切る根拠は、不思議なことに何の説明もありません。それが商売のネタてますが、なりすました息子からの電話と錯覚してお金を払ってしまうオレオレ詐欺と同じ騙され方です。
話を、親から子供にかけた呪い⁉︎ 拮抗禁止令と13の禁止令に戻して列挙しておきますが、才能を開花させるには、黙って見守ることに尽きるようです。
【拮抗禁止令】乳幼児期の親からのメッセージ
1 完全、完璧であれ
2 他人を喜ばせ、満足させろ
3 努力せよ
4 強くなれ
5 急げ
【13の禁止令】幼少期の親からのメッセージ→親が子供にかける本能的な呪い
1 存在するな、お前さえいなければ
2 何もするな、実行するな
3 成長するな、親から自立してはいけない
4 感じるな、感情を出してはいけない
5 お前であるな
6 子どもであるな、〜だから我慢しなさい
7 近寄るな、今は忙しい、後で、静かにしろ
8 考えるな、黙って言うことを聞け、口答えは許さない
9 成功するな、ダメな奴だ
10 自分のことで欲しがるな
11 健康であってはいけない
12 重要になってはいけない
13 所属してはいけない、仲間入りをしてはいけない、孤独になれ
詳細は本を購読していただきたいですが、列挙してみると、あるテニスショップの会員ルールやブログの主張に似ています。呪いの言葉で汚染されていると、日本や日本人のテニスを全否定していますが、このテニスショップの会員は、会員ルールで、思考停止させられています。
才能の正体では、わかった上で選ぶのと、思考停止して、何もわかっていないのに自動的に選ぶ(実は選ばされている)のでは、根本的に違う。日本の戦後教育に洗脳され続け、その結果、思考停止していると書かれています。
あるテニスショップのように、日本人の置かれてきた状況をテニスの「呪いの言葉」に結びつけて商売をするのは自由ですが、それは、問題のある戦後教育がほとんどの日本人が置かれている状況をテニスと結びつけ、テニスショップの会員ルールにすり替えただけであり、解決にはなっていません。大事なのは、自分の頭で考えることであり、このテニスショップが良い方向に導いているとは思えません。気の毒な会員様には、新しい一年は、なるべく、自分に合ったやり方で、テニスをしていただくことを祈ります。
あとがき
元旦早々、テニス練習できました。場所は、実家の前の道路を挟んだ官庁敷地のアスファルトの駐車場です。義理の妹と2人で、ミニラリー、ボレー、ボレー&ストローク、サーブ、ストロークラリーと気がつくと3時間くらいやってしまいました。
テニス練習、至るところ青山あり、でした。