Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

セミウエスタンをやめれば上手くなる?

ラケットを地面に置いて、上からそのまま握るグリップはセミエスタングリップです。セミエスタングリップならテニスラケットを初めて握る人でも、違和感なくスイングすることができます。しかし、スイングができても、ラケットにボールをきちんと当てるのは難しく、週1程度の練習では、セミエスタングリップでトップスピンボールは打てるようになりません。

ラケットを地面に垂直にして、ラケットグリップと握手をする握りはコンチネンタルグリップです。テニスラケットを初めて握る人が、コンチネンタルグリップでスイングすると、違和感がありますが、週1練習でも、1年以内には、威力のあるボールをコントロールして打つことができるようになります。

もし、テニスがなかなか上手にならなくて、テニスラケットの握りが始めからセミエスタンだったなら、コンチネンタルグリップの練習をオススメします。この握りで強く打てるようになれば、ボールをラケット面を押して転がすイメージをプラスすれば、トップスピンボールが打てます。

 

薄い握りで強いボールを打つためのヒント

フォアハンドストロークのグリップは、薄い方から、コンチネンタル、イースタンセミエスタン、ウエスタンと厚い握りになります。コンチネンタルグリップで、サービス、ボレー、スライスを打つので、バックバンドを打たないなら、ワングリップOKです(笑)。

薄い握りでも厚い握りでもボールコンタクトで、ラケット面と地面が垂直にならないと、ボールは勢いよく飛びません。

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薄い握り(コンチネンタルグリップ)

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厚い握り(セミエスタングリップ)

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薄い握りでも厚い握りでも、ロックインポジションします。

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薄い握りや厚い握りで、実際にロックインポジションをしてみると、わかることがあります。上の写真で、腕と手首とラケットは「逆くの字」になっています。

 

次のビデオでは、厚い握りにしていますが、腕と手首とラケットの作る角度は、厚い握りの方が小さく、薄い握りの方が大きくなります。

Instagram post by @regnirt_sorp • Aug 24, 2017 at 1:14pm UTC

薄い握りは、可動域が制限され、手を甲側に反らした手首のストレッチ感は厚い握りより強く感じると思います。

このビデオのように、ロックインポジション(逆くの字)のストレッチ感をボールコンタクトのタイミングでリリースすることで、パワーやスピンを上手にコントロールできます。

薄い握りでは、肘を伸ばした状態から、ストレッチ感をリリースできるので、ストレッチ感のリリースの反動でラケットがボールを押し出しているのがわかります。手作り室内練習器具のプラスチックボールで練習すると、ラケットをテイクバックして、コンタクトするとき、このストレッチ感がリリースされ、ボールにパワーを加える感じがわかります。

ところが、厚い握りでは、ロックインポジションの「逆くの字」の角度が小さく、身体の前でストレッチ感をリリースするタイミングが難しいので、ロックインポジションで反動をつけるか、肘を曲げた状態で手首を前に出さない限り、この手首のストレッチ感をリリースしてコンタクトする感じがわかり難いです。

また、厚い握りは、実際のボールを打つときに、ビデオで解説しているようなスイングはできても、相当練習をしないと上手く当てることができません。理由は、実際のボールは、こちらが意図した場所には毎回同じように飛んでこないし、思ったより早く、スイングが間に合わないことが多くなるからです。

薄い握りにしたらよくわかるこのストレッチ感のリリースが、ラケットをボールに当てるタイミングのトリガー(引き金)になります。ボールにラケットが当たるタイミングでリリースしなければ、パワーやスピンをかけることは不可能です。薄い握りなら、初心者でも短時間でできるようになるのに、少し残念なビデオだということに気づきました。

 

薄い握りは、デルポトロ選手のスイングが参考になります。

Instagram post by @regnirt_sorp • Nov 14, 2015 at 8:30pm UTC

薄い握りだと、コンタクトでの手首のストレッチ感を少し転がすイメージでスイングすると、そんなに練習しなくても、トップスピンがかかります。厚い握りだと、アマチュアレベル以上の練習をしない限り、手首のストレッチが抜けたままでボールコンタクトするので、強いボールは打てても、トップスピンを打つことはできないかもしれません。

現代テニスでは、フォアハンドストロークで最初からセミエスタングリップを教えられることが少なくありません。しかし、ボールコンタクトの感覚がわからないまま練習しても、加減ができない不安定でバックアウトの多い強いフラットボールが常態化してしまう可能性が高いと思います。

厚い握りから始めるテニスは、テニスで一番大事なコンタクトでの感覚を体験できません。厚い握りは、薄い握りができてから練習し始めても遅くないです。

 

あとがき

いつもの練習相手と先週、今週、マッチ練習をしています。先週は、前半は競り合う展開でしたが、後半、攻めようとして、力が入り過ぎたフォアハンドが全てバックアウトし、4-6で負けました。あまりに悔しかったので、ブログのトピック探しより、手作り室内練習器具を使って、コンチネンタルグリップでリラックスして打つ練習を優先しました。

今週は、その練習成果があり、6-3、5-2(時間切れ)でした。リラックスして打つ練習のおかげで、無理な体勢から強打してミスる頻度が大幅に減りました。確実に打てるボール以外は強打しないので、疲れが少なく、厳しいコースの対応もできました。確実に打てるボールをコースに決めることができたので、相手の返球ミスを誘い、ウイナーはいつもより多かったです。でも、勝因は、曇りで、気温がそれほど上がらなかったからかな(笑)。また、ミスが減ったのは、ナダル選手のようにグリップテープを巻いたからかもしれません。ラケットワークが劇的に改善したので、参考youtubeのリンクを貼っておきます。

How to rewrap OverGrip on Tennis Racquet like Rafael Nadal - YouTube

 

後日談

あるテニスショップで、扁平グリップの競技用?の最新モデルテニスラケットをわざわざ円形グリップに交換して販売している記事がありました。このラケットメーカーは、世界各国で発売されているそうですが、国内では全く認知されていません。ネット検索しても、大手ネット仮想店舗で昔のモデルか中古しか見かけません。なので実店舗の大手量販スポーツ店でも取り扱っておらず、国内ではアンティークラケットになっています。そんなメーカーのラケットですが、最新の競技用?ラケットを扁平グリップで発売している理由があると思ったので、私見を書いておきます。

グリップフィッティングのブログでは、扁平グリップは合わないと書きました。現在、円形グリップをコンチネンタルグリップで握っていますが、まだ少し違和感はあります。手が本能的にセミエスタングリップに戻ろうとするので、手作り室内練習器具の練習では、常に握りを確認しています。最初にコンチネンタルグリップの良さに気づいていれば、そこまで違和感はなかったかもしれませんが、初めてラケットを握ったときにセミエスタングリップを教わっていました。今思えば、ボレーやサービスは結構苦労してきました(笑)。

前回や今回のブログで、コンチネンタルグリップを練習したら、セミエスタングリップでは実現できないくらいのボールパワーやコントロールが得られ、基本はコンチネンタルグリップだと思うようになり、そのことを書きました。

今使っているバボラピュアアエロVSは、テニスウエアハウスのラケットレビューではパワー低いと評価されている競技用?ラケットです。なので、購入したときには、最初はナイロンストリングを張りましたが、やはりパワーがないのか全然飛びませんでした。しかし、コンチネンタルグリップを練習したら、そんなパワーの低いラケットでも普通に強いボールが打てるようになり、先月張りかえたポリエステルストリングとの相性は素晴らしく良いです。

そんな体験をしたので、前述の最新モデルラケットをわざわざ扁平グリップにしているのは、ラケットデザインにメーカーの意図があるはずです。セミエスタンでキチンと打てる人なら問題ないとは思います。しかし、セミエスタングリップがまだ発展途上で、上手に打てない人にとっては、グリップ交換をしたことで、打てないラケットになってしまった可能性があります。

無料グリップ交換サービスが、有難迷惑サービスになり、このメーカーのラケットの不満度を上げ、更に認知度が低くならないことを祈念しています。