前回のブログの記事のとおり、張り上げ済みのラケットを選びました。
普通のラケットの買い方は、フレームを単独で購入して後からストリングを張ります。
張り上げ済みラケット選ぶ理由は、ラケットの生産工場内でフレームにストリングを張って出荷され、全てのパーツができたてで、ラケットが鮮度の良い状態で組み上げられているからです。
工場でストリングを張ったラケットは、完成したばかりのフレームとグロメットに業務用リールからその都度切り出される鮮度の良いストリングを毎日何十本も張っている職業ストリンガーが張るので三者の圧着度が市販のフレームよりも強いことです。
しかし、残念なことに2024スピードの国内販売開始が1月なので、世界販売する本数を確保するために必要な時間を逆算すると、張ってから今月まで少なくとも半年は経過しています。
ストリング未使用なので、気持ち良く使えますが、張り上げ済みラケットの賞味期限は試打のような使い方で1回か2回だと思います。
ラケットが生産工場で作られており、良い状態で組み上げられているので、そのラケットの性能は張り上げ済みの方がわかり易いと思います。
張り上げ済みを2日使ってみて、打感が柔らかくなり過ぎるようになったので、いつも張っているソリンコツアーバイト1.15mmに張り替えました。
ストリングを細くしたので、ラケットのヘッドが軽くて使いやすくなりました。
できたてのフレームと新鮮なグロメットが圧着されているので、新しいストリングが緩み難くなりました。
テンション55ポンドで張ってから2日後のテンション測定値(周波数換算)
フレームだけで市販されているラケットのフレームとグロメットの圧着状態は張り上げ済みのようにはいかないので、テンションロスが激しいです。
また、先月買ったブーンMPのグロメットの状態ですが、フレームとグロメットの間に隙間が見えます。
ラケットのフレームとグロメットにこれだけの隙間があるラケットは初めてでした。
購入するお店は、ラケットのフレーム重量を揃えてくれるので、ありがたいですが、新品ラケット購入時のストリングの無料張り上げサービスはイマイチだと思っています。それでも張り上げ済みラケットの張り替えなら、普通の張り替えになります。
話は変わりますが、張り上げ済みのラケットに限らず、ほぼ同じ重さを選ぶと別のストリングを張っても総重量がほぼ同じになります。
ストリングが細くなったので、総重量が2g軽くなりました。
張り上げ済みラケットの良い点を書きましたが、2024スピードMPについては、フレームとグロメットの圧着が安定し、ラケットの性能の良さが引き出されていると思います。
コスト面では、1回目の張り替え時に無料ストリング代と張り替えの待ち時間が加算されますが、張り替え済みを選ぶメリットはあります。