来週開催される公式戦のダブルス練習のため、テニススクールレッスンに参加しました。
スクールにあるクラブハウスに寄ると、当日に行われた公式戦に負けて帰ってきたジュニアが、コーチに負けた理由を報告していました。ちなみに、このコーチは、私のコーチでもあり、10年以上前から現在まで、都道府県レベルのベスト5位以内現役ランカーです。
ジュニアの回答は、相手は自分よりも上手くなかったが、色々なボール(キチンと芯に当たっていない)が飛んできて、相手よりミスが多くて負けたそうです。
それに対して、コーチからアドバイスと質問です。
コーチからのアドバイスは、下手な子は、上手い子のように、安定したコンタクトができないので、返球のコースやボールスピードは意図したものではなく、上手い子のボールとは全く違い、上手い子とのラリーのように、一定のスイングでの対応が難しいとのことでした。
コーチからの質問は、相手の当たり損ねの短いボールや予測できないコースに飛んできたとき、どうするか考えていたか?、どうしたら良かったのか?という二つでした。
どうするか考えていたか?の質問には、ジュニアは、考えていなかったと答えました。
ここまで聞いて、どうすれば良かったかの答えは聞かないまま、自分のレッスンを受けるためコートに移動しました。
実は、前日のオムニコートのサークル練習で、ジュニアの試合と同じ体験をしていました。それは、ハードコートで絶好調だったピュアストライク3rd Genが、全然ダメだったことでした。その理由はジュニアの敗因に良く似ていました。
サークル練習メンバーの技術レベルは高いとは言えないので、予測がつかないボールが多いです。そのボールに対して、一定のスイングで対応しようとしたら、ボールに上手く当たらず、マッチ練習では散々な結果でした。
ピュアストライク3rd Genを最初に使ったのは、ハードコートでした。ボールスピードの変化やイレギュラーが少ないハードコートでは、タイミングの調整は難しくなかったせいで、案外上手く打てました。
ところが、バウンド後に球速が落ち、かつ変化するオムニコートでは、自分の思ったボールがほとんど打てませんでした。理由は、ハードコートのボールのように一定のタイミングのスイングで当てるのではなく、ボールの変化に見合ったタイミングで打つ必要があるからです。
そうなると、2017ピュアストライクと比べ、ピュアストライク3rd Genは振り抜き感が若干重いので、待ってスイングすると振り遅れ、コンタクトのタイミングが分からなくなり、上手く打てなくなりました。
最初に、オムニコートでピュアストライク3rd Genを使えば気がついたかもしれませんが、新しいラケットは、ある程度使い込んで、コートサーフェイスによるボール変化に対応したスイングができるようになる必要があることを再認識しました。
来週の公式戦はオムニコートです。どう考えても、ピュアストライク3rd Genで試合ができるレベルまで使い込む時間がありません。なので、今回のスクール練習は、 2017ピュアストライクオンリーに戻しました。
ジュニアへの質問の話に戻りますが、どうしても回答が聞きたくて、レッスンのとき、コーチに聞きました。
どう対応したら良かったかの回答ですが、一定のリズムで対応するのではなく、敢えて相手と同じような予測不能なボールを返すことでした。
打ちにくいボールを一定のリズムでキチンと返そうとして無理すると、ミスショットになったり、対戦相手にポイントを与える可能性の高い打ちやすいボールを提供することになります。
しかし、自分より上手くない相手のボールと同じように、自分がミスする予測不能なショットを戦略的に返すことで、相手にとってはさらに難しいショットになり、自然にミスするとのことでした。
試合では、常に強いベストショットを打つことに拘らず、臨機応変に考えてショットを打つ必要があるようです。
小学生中学年には難しいオーダーのような気もしますが、私にとってはベストアンサーだと思いました。
スクールレッスンでは、 2017ピュアストライク4本を満遍なく使いました。心配しましたが、 使っている時間が長いおかげで、オムニコートでも問題ありませんでした。グロメットを変えていますが、機能していることを再確認できました。嘘です。最初の30分は、フレームショットの連発で、コーチからのアドバイスは、もっとストリングを使え!でした。
新しくラケットを買うと、直ぐに使えないので、毎回後悔していますが、モデルチェンジした同じシリーズでも直ぐに使えないのは同じでした。2017ピュアストライクが壊れるまで、当分他のラケットに浮気はしません(笑)。
ごめんね、ピュアストライク3rd Gen。それでも素振りとハードコート練習では使うからね(笑)。