Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

リストラグポジション その2

先週のテニススクールレッスンに行ったとき、たまたま高校の推薦でアメリカにスカラシップのテニス留学していた元スクール生が、続いて海外大学進学の準備で一時帰国していて、その練習風景を見る機会がありました。田舎のテニススクールなのに、コーチやスクール生の実技レベルが高過ぎますが、人伝の経験談ではなく、本場のリアルなテニスを体感できます。

元スクール生のスイングは、ラケットを随分ゆっくり振っているように見えます。そのため、ボールスピードはゆっくりに見えるのですが、球足は長く、ベースラインをオーバーするように向かってきて、ベースラインの前で、野球のフォークボールのようにストンと落ちます。

サーブも同じように見えたので、どうやったらゆっくりスイングできるか考えてみて、閃いたのが家にあったソフトボールのバットでした。色々試してみたら、ゆっくりのスイングのイメージが掴めました。

 

家にあったソフトボールバットは2号で、重さが607gと、2019ピュアストライクのほぼ倍の重さがあります。バットをテニスラケットのように使うため、バットの先端から、テニスラケットの長さの27インチの場所にマジックペンで線を書いていますが、この線の上を握ります。

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素振りをしてみると、バットが重いので、テイクバックまで、ラケットを持つ手の反対の手でバットを支えていないと、フォワードスイングの動作に入れません。

更に、リストラグポジションしてのフォワードスイングをしないと、振り切れないのがわかります。

 

素振りができるようになったら、次に、手作り室内練習器具でボールを打ってみました。

バットの画像の印字部分をテニスラケット面と考えないと、ボールをぶら下げている紐に当たり、なかなか上手くボールに当たりません。

バットのスイングの終わりは、バットの先端が前(ネット方向)を向いた所なので、バットのなすがままにリストラグポジションして振り始め、スイングの終わり以降、腕に負担がかからないよう自然なプロネーションが必要です。

スイングの終わり - Regnirt-sorpの日記

 

手作り室内練習器具は、ボールの高さが一定なので、しばらく練習すると当たるようになります。

バットにボールがキチンと当たり始めると、パキン音がするようになり、打ちたい方向に打てるようになります。

ソフトボールバットをテニスラケットに持ち替えてみてください。リストラグポジションのスイングから無理なくゆっくりスイングできて、ボールのパワーとスピン量が増すのがわかります。

 

あとがき

テニスのバックハンドは両手打ちなので、本来のバットの使い方(両手打ち)で、簡単にボールに当てることができました。バックハンドでもバットの画像の印字部分をテニスラケット面と考え、スイングの終わりを意識すると上手く当たるようになりました。

ところが、フォアハンド側は、テニスラケットの使い方(片手打ち)でボールに当たるようになったら、本来のバットの使い方ができなくなりました。不思議です。

 

あとがき その2

次のレッスンで、前述の元スクール生と一緒に練習できました。

録画しておけばよかったですが、手加減してくれないと、彼のサーブは多分一生リターンできないです(笑)。

グランドストロークのラリーも同じボールを使っているのに、ボールが速く、深く、強烈なスピンで、バウンドボールが加速するので、振り遅れ、慣れるまでは上手くラリーが続きませんでした。相手がコーチになると、高速ラリーになりますが、早いし、打撃音が違いました。

ボレーアンドストロークでは、こちらからどんなに強烈にストロークを打っても同じ場所にボレーが返ってきます。こちらがミスするまで、毎回10回以上続く無限地獄ストローク練習になりました。ボレーに回ったときは、厳しいコースにボレーしても、同じ場所に早いボールが返球され、早すぎてミスしました。

ロブアンドスマッシュも同じく、正確なロブが上がるので、こちらも毎回10回以上続く無限地獄のスマッシュ練習になりました。

本当に良い経験になりましたが、たった2時間の練習で、次の日は全身筋肉痛になりました。

 

彼の大学進学が上手くいき、プロになれるよう祈っています。