ふとしたきっかけで、目を閉じて素振りをしたら、目を開けて素振りをするのと感覚が違うことに気がつきました。目を閉じたときの素振りの感覚でコンタクトしてみると、ボールが簡単に飛ぶのがわかりました。
目を閉じて素振りをしたときに、次の2点のラケットの運動連鎖を、目を開けて素振りをしたときよりも明確に感じます。
① 手首リストラグポジション(ロックインポジション)の感覚
② ラケットにかかる遠心力が最大になる場所でラケットが重くなる感覚
①については、次の画像の左の人のラケットが押されているのと同じように、ラケットの重さにより、手首がストレッチされる感じになります。
②については、①の後に、ラケットが遠心力で重くなる感じです。
次の器具は、スポーツ用品店でしか使ってみたことがありませんが、遠心力が最大になり音が鳴る場所と②のイメージは同じ場所です。
目を開けてしまうと、①や②の感じ方が少ないので、目を開けてもイメージが思い出せるまで、何回か目を閉じて素振りをしてから、次の画像の手作り室内練習器具で練習すると、ボールの当たりが改善します。
具体的な練習方法ですが、向かってくるボールの動きを予測して、フォワードスイングで①を感じてから、②のタイミングでボールコンタクトする時間差を意識して調整するスイングをします。この感覚でスイングすると、ラケットのパワーがプラスチックボールに確実に伝わったときに鳴る、高い打撃音(パキンという音)になる確率が高くなります。
早くスイングするときも、ゆっくりスイングするときも、大事なのは、目を閉じたときに感じる①のリストラグポジションから②の遠心力が最大となるまでの刹那の感じをタイミングよくボールに当てることに尽きます。
テニススクールのウォーミングアップのストロークラリーで試してみると、ボールが簡単に飛ぶことがわかりました。試合形式の練習でもこのタイミングで打つようにしたら、ミスショットが激減しました。
自分のテニス人生は、若い人と比べて残り時間が少ないので、手作り室内練習器具で促成栽培する悪あがきをしていますが、今回、自分のスイングの中に一つの答えを見つけ、技術が改善したのは嬉しかったです。
あとがき
2019バボラピュアストライク16/19の交換用グロメットが届きました。
交換に出そうと思いましたが、ラケットの調子も良くて、張り替え後約1月経過したのに、テンションの周波数換算値もラケットの適正範囲内であり、メインストリングのヨレも出てないので、もう少しこのまま使ってみることにしました。
ハイブリッドメインのソリンコバンキッシュ音源でのテンション測定値
ハイブリッドクロスのソリンコツアーバイト音源でのテンション測定値
ここ何年かは、同じお店で、ストリングもソリンコだけにしていて、比較のため、テンションはいつも54ポンドで張り替えをお願いしていました。それでも、テンションが適正範囲内で1月以上維持したのは、ツアーバイト1.25mmか昔使ったテクニファイバーのHDXしか思い出せません。ハイブリッドにして、張替時のテンションをいつもの54ポンドより高い56ポンドにしたせいなのかもしれません。