肘の休養のため、ストリング交換に出していたラケットが返ってきました。
ハイブリッドで組み合わせるストリングは、色々試してみたい気はしますが、時間とお金がかかるので、費用対効果から、メーカーが既製品として発売されている組み合わせを参考にしています。
このカタログ製品は国内ネット販売で見つからないので、それぞれのストリングを購入して、このハイブリッドストリングセットの組み合わせにしています。全豪オープンのプロ選手を参考に、メイン(縦糸)を柔らかいナイロンマルチフィラメントストリングのバンキッシュ1.30mm、クロス(横糸)を固いポリエステルストリングのツアーバイト1.20mmにしてみました。
前回はこの逆の組み合わせでしたが、今回の方が良い感じです。
追加で、リプレイスメントグリップを交換してもらいました。理由は、フレームスペックを揃えて購入しましたが、グリップG2の太さに微妙な違いがあったからです。リプレイスメントグリップを交換したおかげで、やっと同じラケットになりました。
地面でボールをドリブルしてみると、打感は、メインをツアーバイトにした時よりもソフトになり、ボールがラケットに吸い付く感じで安定して打ち続けることができます。
今回のハイブリッドのストリングテンションは、56ポンドでお願いしました。ストリング交換した時にテンションを測定していますが、ハイブリッドなので、それぞれのストリングの周波数換算で、張り替え1日後のテンションを測定してみました。
メインとクロスが同一のストリングの時の測定値は、張り替え1日後に一割以上テンションが低下する傾向があります。ハイブリッドのテンションは、それぞれのストリングのサンプル音源を使ってみましたが、どちらも高い測定値になりました。たまたまだと思いますが(笑)。
ツアーバイトのサンプル音源での測定値
バンキッシュのサンプル音源での測定値
ハイブリッドで使用されるストリングとして知られていなかったり、セットで売られていないストリングを組み合わせて、当たりを探すのは、無限の時間と潤沢な資金、あとストリングマシンがないとかなり難しいです。かつて、ストリングを試す人のホームページを読んでいましたが、何度も使ってみたい最高のストリングには出会わなかったと記憶しています。
現在のトッププロは、ナダル選手以外は、フルのポリエステルストリングを使っていません。それなら、プロが基準にしているハイブリッドの組み合わせで、既製品になっているセットから始めるのが早道のような気がします。短時間に成功したいなら、八合目までは成功者の真似をしないと、どうでもいいことに労力を使い、力尽きます。恐らく、いろんな分野で成功するのに必要なことは、いかに早く基礎(プラットフォーム)を作るかです。基礎を作るのに力を使い尽くしてしまえば、成功に届きません。成功する人と失敗で終わる人を分けるのは、どれだけ割り切って、簡単に基礎を構築するかです。誰にも無尽の体力があるわけではありません。選択と集中をしなければ、人生はあっという間です。
あとがき
スクールレッスンで使いました。良く飛びます。フルのポリエステルストリングやメインのポリエステルストリングのハイブリッドと比較すると、打感を感じない柔らかさなので、少しゆっくりスイングするイメージにしました。フォアハンド、バックハンドで強いボールが打てます。飛ぶので。押して打つように練習しているボレーが良くなりました。
張り替え4日後のテンション(2時間使用)
バンキッシュ音源で測定
ツアーバイト音源で測定