Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

疲れないテニスのための備忘録

手作り室内練習器具で、YouTubeのゲイブ・ハラミオDVDのサービスカット版にあった練習方法を取り入れてみたら、練習での疲れ方が軽減し、ボールの質も上がったので、記録しておきます。

 

YouTubeのゲイブ・ハラミオDVDのサービスカット版の編集動画

Instagram post by @regnirt_sorp • Sep 29, 2017 at 12:18pm UTC

 

タダでこんなボール出しをしてくれるコーチはいないので、手作り室内練習器具を使います。紹介したゲイブ・ハラミオの動画のボールの高さではなく、練習しやすいように、地面からのボールの高さをラケットの長さ(27インチ=約68.58センチ)に調整しました。練習方法は、バスタオルに当たって戻ってきたボールを連続して打つだけです。フォアハンド、バックハンドとも、連続100回の打撃回数が目安です。

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手作り室内練習器具には、野球用のプラスチックボールを使っています。野球用のプラスチックボールを使う利点は、ラケットのスイートスポットで打撃したときに、パキンと高い音が鳴ることです。連続打撃で毎回この音を鳴らすことができれば、上手くスイングできている証拠になります。パキン音は、軽く振った打撃であっても、キチンと当たれば鳴るので、わかりやすいです。

ボールの当て方は、次の編集動画のように、卓球のラリーをイメージします。つまり、テニスラケットで通常のスイングするのではなく、テニスラケットを卓球のラケットを使うように体幹を意識してボールを叩きます。この動画で注目して欲しいのは、体幹が回って、事前に身体がネットに向かい横向きになり、そこからただラケットに当てているだけなこと。テイクバックの振り戻しのように勢いをつけたりせず、スイートスポットを当てているだけです。この当て方なら、パキン音は簡単に鳴ります。

Instagram post by @regnirt_sorp • Aug 21, 2016 at 9:27am UTC

 

テニスも卓球と同じように連続して打つには、テイクバックは体幹を使い、最初に準備しておかなければなりません。体幹を使うとき、手首、腕、身体に力が入り過ぎないようにすれば、プラスチックボールなら、運動連鎖でラケットを鞭のように使って打撃をコントロールすることができます。慣れないうちは、短いテイクバックでまず当てること。最初は軽く打ち、パキン音が鳴るのを確認しながらスイングスピードを上げていけば、フルスイングでもパキン音が鳴ります。プラスチックボールを使ったときの正しいスイングの打撃感覚がわからないと、テニスボールを使っても、スイートスポットに当てる感覚がわからないと思います。

 

ボールをラケットのスイートスポットで確実に捉えるスイングが常時できれば、プラスチックボールからテニスボールに変わっても、いわゆる「ボールを潰す感覚」や「ボールを押す感覚」は感じませんが、ボールが簡単に飛ぶのがわかります。スイートスポットで打てば肘や腕にほとんど負担感がないので、テニスエルボーになったりしないはずです。

 

対人でのテニス練習は、公式試合も含め、週一ですが、手作り室内練習器具は毎日練習しています。今回紹介した練習で、ラケットのスイートスポットに上手く当てることができるようになり、対人練習でのボールの質が上がり、シングルスマッチ練習では、ウイナーが増えました。毎日の気温は30度を超えていますが、そんな環境下でも疲れ難く、練習後の筋肉疲労も少ないと感じます。

 

あとがき

ピュアドライブとピュアアエロとを比較してみると、スイートスポットに当たりやすいラケット(手作り室内練習器具のプラスチックボールでパキン音が鳴りやすい)は、ピュアドライブです。ピュアドライブは、連続して鳴らすことができますが、ピュアアエロは連続して鳴らすのが難しく、ほとんど鳴りません。鈍い音しかしません。

理由は、下の画像のラケットカタログに赤丸をつけていますが、ラケットが使い手を選ぶからです。スピン系のピュアアエロを使いこなすには、スイングスピードをフルに出せるスイングが必要なようです。

 

ピュアドライブ

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ピュアアエロ
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ピュアアエロは、強力な初級者から上級者まで使えると評価されるラケットですが、ピュアドライブとは違い、スピンが必ず掛かります。しかし、スピンはプレーヤーのスキル(スイングスピード)に見合った量だけしか掛からないし、フラットボールはスイングスピードを落とさないと上手く打てないので、ある意味難しいラケットになります。

ピュアアエロと比較するとよくわかりますが、ピュアドライブは、自然に振った時にラケット軌道が確実にスイートスポットに当たるようにデザインされています。ラケットをスムーズに振りさえすれば、ボールはそのまま飛んでいきます。しかし、スピンが掛からないので、このラケットを使いこなすキモは、いかにスピンを掛けるかにつきます。残念ながら、擦り上げるスイングをすれば、飛びがスポイルされます。ウイナーをコートの枠内にブチ込むには、コンプレスアンドロール(当てながら転がす)の習得と感覚が必要です。

 

おまけ

閑かさや岩にしみ入る蝉の声

Instagram post by @regnirt_sorp • Aug 8, 2019 at 11:38pm UTC

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