Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

フォアハンドのラケット面

役に立つかそうでないかは別として、日本人テニス愛好家を代表する愉快で寛大なYouTube動画投稿を紹介します。

宮澤盛男 - YouTube

今週の練習でフォアハンドのショットが上手くいく時とそうでない時があり、投稿された動画にその原因がわかる動画があったので編集してみました。投稿者(宮澤さん)とコーチ(上手な方)の掛け合い漫才も面白いですが、違う点が良くわかります。

 

普通のスピードで見ると、コーチの素振りようにスイングしているように見えますが、スロー編集すると、ラケット打面がテイクバックで地面と垂直以上の角度(空を向いています)になってコンタクトに向かっています。

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ボールを打つときも、素振りのように、コーチのスイングとは全く違います。フォアハンドの面が開いてコンタクトしています。

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プロ選手のコンタクト静止画像のイメージが強く、ラケット打面を無理矢理開いてしまうと愛好家のスイングになると考えます。修正するには、ゲイブハラミオさんの教則動画のように、最初、極端に低い打点で、ラケットを地面に当てないようにスイングすれば、ラケット打面がコンタクトまでに開かなくなります。

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考え方のヒント画像

セミウエスタングリップで厚く握り、テイクバックで、ラケット打面を地面に向け、ロックインポジションからラケットを地面と水平に加速させます。

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ラケット打面を伏せていないとラケットを加速できません。

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水平に加速するラケットの手首をソフトボールのピッチングのように、肩を支点にして腕を下から振り上げると(ラケット打面の加速方向とは異なることに注意)、手首で調整しなくても、ラケット打面は自然に地面と垂直になりますが、手首で調整するとせっかくのパワーを利用出来なくなります。自然にボールコンタクトできるようになれば、パワーとスピンの両方が得られます。

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ラケットを加速できないのは、日本人テニス愛好家が昔からの習慣で、ウォーミングアップに必ずやっているミニラリーの弊害だと考えます。ミニラリーは、最初から手首を使って打面と地面を垂直にしているので、手首の可動域が制約され、加速させることができません。その結果、YouTube投稿者(宮澤さん)のように力のないボールしか打つことができなくなります。でも安心して下さい。多くの日本人テニス愛好家はそうやって打っています(笑)。

 

もっと強いボールを打ちたいと望む愛好家は、ロックインポジションからのラケットを水平方向に加速させる身体の使い方を学ぶ必要があります。まずは、ゲイブハラミオさんの動画のように極端に低い打点でも、ラケットが地面に当たらないスイングの習得が必要です。