テニスでスピンを掛ける方法やパワーを出す方法については、たくさん知見が溢れており、このブログでも取り上げてきました。ただ、自分はそれを参考にしてもまだ完全にできていません。そこで、できない理由を考え、共通の動きのある他のスポーツでの身体の使い方を観察してみました。ソフトボールとボーリングのアンダースローの動きを編集していますが、もしかすれば違う景色が見えるかもしれません。
ハンターハンターNO.28から引用
【できない理由①】グリップが良くない。
コンタクトで、ボールの進行方向とラケット面が垂直になるグリップで握っていない。
我がテニスバイブル「フィールテニス」のYouTubeからの画像を参考
Finding Best Grips And How To Quickly Change Them - YouTube
(1)フォアハンド
(2)両手バックハンド
(3)サーブ(有効なコンチネンタルグリップ=ボールコンタクト直後に次の画像の形になるコンチネンタルグリップの握り方)
初めてみたYouTube動画からの画像を参考
Killer Kick Serve and Sick Slice Serve - YouTube
【できない理由②】ソフトボールピッチングのように、手首のスナップとラケットを持つ腕を有効に使うことができないので、パワーと回転を加えることができない。
参考として、ソフトボールピッチングの動画を編集しました。
Softball Pitching Basic Skills with Crissy Rapp - YouTube
(1)ソフトボールでの利き腕のスナップと利き腕と反対の腕の使い方が参考になります(ソフトボールのボールスピードは腕でなく、スナップが生み出しています。)。プラス腰の回転も利用しています。
【できない理由③】
ボーリングのスローイングのように、フックボールとストレートボールの使い分けが明確でない(完全に投げ方が異なります)。
参考として、ボーリングのフックボールとストレートボールの投げ方を編集しました。
(1)ボーリングのフックボールの身体の使い方が良くわかります。(オマケでアメリカンフットボールでスクリュー回転を掛ける練習方法を追加しています)
How to Hook a Bowling Ball - YouTube
(2)ボーリングでのストレートボールの身体の使い方がわかります(正回転を投げるように、リラックスして目標方向にスローイング)。
How To Throw The Bowling Ball Straight - YouTube
まとめ
ソフトボールピッチングの身体の使い方のようにラケットを持っている腕と反対の腕を使うと、パワーも出せて、テニスで半身付随の手持ち無沙汰の腕に見えるのを予防できます。ボーリングのスローイングの時も利き腕の反対の腕を使っているので参考になります。テニスは、ラケットを持っている腕だけを気にするのですが、先の2つのスポーツは、利き腕と反対の腕がパワーを出すために必要となっています。
テニスのグリップはアウトプットを意識した握りに矯正するのが良いようです。テニスラケットのボールコンタクトで、ボーリングでフックボールを投げるイメージが、グランドストロークやサーブでスピンを掛けるのに参考になります。コンタクトの時にボールを擦り上げたくなりますが、下の画像のように、ボーリングレーンでのボールの動きは、テニスコートで起きているボールの動きと類似していると仮定すれば、テニスのコンタクトでは、結果として銃の弾道のようにスクリュー回転が掛かるように打つのが結果につながるかもしれません。
リリースはスクリュー回転してレーン端までに向かいます(テニスでは頂点を目指して上昇したボールがトップスピンにより落下するので、テニスボールの弾道を横から見たイメージになります)。
Understanding Bowling Ball Motion
回転が横回転になり進行方向が変わります(テニスでは頂点から急激に落下)。
ピンセンターに向かい正回転になります(テニスではコート内に落下) 。