Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

中古ですが、バボラーデビューします。

バボラピュアアエロを検討していた知り合いが試打用で購入していたのを譲ってくれたので、にわかバボラーとしてのこのラケットの感想を書きます。

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ラケットは、簡易ガット張り機プロストリンガーでバボラRPMブラスト1.25mmを48Pで張っていました。使ってみて、もう少し強く張った方が良いと感じたのと、このストリングのまま、今シーズン使うのは難しい感じがしたので、いつものお店に張り替えに出しました。以前から使ってみたかったイソスピードのピラミッドの在庫があるようなので、ストリングの切れたインスティンクトSも同じストリングでお願いしました。戻ってくるのを楽しみにしています。

Stringforum.net: Isospeed Pyramid

 

ピュアアエロは何年かぶりのフレームが300gを越えるラケットでしたので、攻められた時とかのラケットワークは今後慣れが必要だと思いましたが、空気抵抗が小さいのか、インスティンクトSよりはるかに疲れは少なく、楽に使えました。

ピュアアエロと同じようなラケットのスペックは、ヘッドのエキストリームですが、スイングで重く感じます。空気抵抗の少なそうなラケットの先駆けは、バボラだけでなく、プリンスやヨネックスもありますが、バボラのピュアアエロは、他分野で既に実用化されている流体力学を取り入れたラケットデザインなので、他のメーカー以上の効果があると感じます。

操作性を上げるため、メーカーは、フレーム強度を上げて軽量化していますが、加えてラケットフレームの空力抵抗を減らせば、重量加重の自由度が高く、チューンナップ前提のラケットなら、フレームに必須の技術かもしれません。

大手メーカーのラケットフレーム形状やバランスを模倣して廉価ラケットを拡販してくる中小ラケットメーカーへの対抗策にもなりますが、プレーヤーにとっては大歓迎の技術ですな。

 

ラケットを譲ってくれた知り合いは、ピュアアエロは合わなかったようです。結果、これまで使ってきた5年位前のブレードツアーBLXに戻るようです。これまで「テニスはラケット(道具)ではない!」とフィジカルトレーニングを優先して急激にランキングを上げてきた彼が、案の定、「テニスはやはりラケット(道具)ではないよ!」と、ラケットを私に渡すときに語ってくれました(笑)。たまたまだとは思いますが、ピュアアエロを諦めたこの日、試打したピュアアエロに身体が順応してしまったのか、使い慣れたはずの元のラケットで、調子を落としていたのが、笑えました。