Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

フォアハンド、バックハンド、サービスの参考動作

気になったのは、以下の故川上哲治さんの著書です。野球とゴルフは野球のピッチングに身体の使い方が近く、ピッチャーの方が上手くなる素養があると言う内容でした。

ゴルフ狂、川上哲治―打撃の神様、ゴルフ歴半世紀の結論

ゴルフ狂、川上哲治―打撃の神様、ゴルフ歴半世紀の結論

 

野球のピッチングを解説しているYouTube動画を探したところ、テニスのフォアハンド、バックハンド、サービスに参考になる動作がありましたので、紹介します。

 

参考にしたYouTube

ピッチングのシックスステップ

The 6 Steps to the Perfect Pitching Motion - YouTube

ピッチングメカニズム

Little League Majors: Pitching Mechanics 101 - YouTube

 

野球のピッチングとバッティングの共通点は、先ず軸足に乗ってバランスをとることですが、テニスのフォアハンドとバックハンドで上手くラケットを振るのに役立つ動作です。

 

ピッチングでは左足を上げて軸足に乗り、バランスをとります。

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バッティングではテイクバックで軸足に乗り、バランスをとります。

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この後は、ピッチングとバッティングのどちらともストライドしますが、踏み出した足に重心を移動せずに、両足に均等に体重がかかるようにしており、重心はほぼ身体の中心です。

 

テニスのスイングでも、ラケットを最後まで振り切るには、右利きの場合、軸足(右足)に重心が乗ってから、踏み出した左足に重心を移動してしまわずに、やはり重心をほぼ身体の中心あたりに維持すると上手くラケットを振ることができます。

 

ピッチングの6ステップ

パワーポジションから腕を伸ばし、体幹をローテーションしていきますが、ここからは連続した早い動作になります。

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ローテーション

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フィニッシュ(ボールをリリース)

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フォロースルー

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Instagram

 

 

リトルリーガーのピッチング

大事なのは、スローイングの方向(キャッチャー)と身体の正面の向き(キャッチャーより右寄り)です。

右利きだと反対になるので、ラケットは右方向に振り、プロネーションでラケット面は目標方向ですが、ついでに身体の正面は左方向に向けるとサービスで上手く振れます。

 

腕のターゲットはキャッチャーミット

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身体はキャッチャーミットより右方向に移動

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Instagram

 

動作の参考となると書いていますが、人生はある意味残酷です。それは、たとえ動作を真似たとしても、160km/hの豪速球を投げることができたり、豪速球をホームランすることができるのは、一握りの人たちです。だから、最新のテクニックと称しても、それを知って万人ができるようにならなければ、価値は低いし、内容が頻繁に更新されるようなら、私のブログと同じく思いつきを羅列しているに過ぎないでしょう。私の場合、思いつきを羅列することが目的です。日記なので(笑)。

 

テクニック論で上手くならないと、お金のある人は道具に依存したくなります。でも、野球の道具を例に挙げると、グローブは材料品質や縫い合わせが違ったり、バットは木製バットと金属バットは特性の違いがありますが、グローブは大きさ、バットは重さとグリップの太さ以外はカスタムメイドすることはできません。できるのは、素材を変えたり、ダイヤを埋めこんだりして価格を変えることくらいでしょうか(笑)。

多くのスポーツの道具にはレギュレーションが存在しています。ほぼ同一条件下で競技をすれば、ギフト(才能)の量とアウトプットは相関している場合が少なくないでしょう。テニスも、テニスに見合ったギフト(才能)ありきです。道具が良いから必ず上手くなったり、プロになれる訳ではありません。プロになってから判明する努力するギフト(才能)もありますが、それは稀です。

最上級の道具の必要性は認めますが、最終的には、最上級の道具や普通の道具のどちらを使っても、使いこなせる一握りの人たちと、拘りの素晴らしい道具を使ってもプロにはなれないほとんどの人たちという構図は、全てのスポーツに共通した事実です。

売らんがために、自称最上級の道具を売り付けようとするテニスショップがあります。あなたにギフト(才能)の欠片が見当たらないなら、道具はどんなお店で買おうと全く問題ありません。

最上級の道具を買わないのを人生の無駄と言うテニスショップがあります。最上級の道具を買っても、多くの人々の身の丈に合う可能性は少ないです。最上級ですから気分が確かに良くなりますが、ほとんどの場合、期待したほど急にアウトプットが変わることはありません。

テニスは自由です。プロになるのでなければ、自分のギフト(才能)を過大評価せず、自分が選んだ好きな道具で、親しい仲間達と楽しくテニスをするのが吉です。テニスショップの売らんがための宣伝を見たら、自分はプロフェッショナル、レクレーショナルのどちか側の人間か冷静に考えてみてくださいな。

お世辞で過大評価されたギフト(才能)に浮かれ、高飛車なテニスショップの言うがままの道具に拘るのは、それこそ人生の無駄です。誰かに指定された道具や制限された条件下でスポーツをやるのは、隣の独裁国家を考えればわかりますが、全然楽しくないっショー。