ストリングを張り替えたので、360円の表題のアップルアプリを買って、測定してみました。想像していたよりも、テンションは下がっていることがわかりました。
RacquetTune - String Tension on the App Store
ラケットは、グラフィンXTインスティンクトS、ストリングは、テクニファイバーHDX Tourの1.30mmをテンションお任せで張ってから、配達されて届くまで2日経過しています。
ちなみに、オーバーグリップテープ(トーナメガタック、ボウブランド)を巻くと、総重量は、295gと288gになりました。久しぶりにボウブランドのオーバーグリップテープを巻きましたが、コスト削減なのかテープの厚さが随分薄くなっていました。
お任せなので、何ポンドで張ったのかを聞いていませんが、アプリにストリング名(HDXtourの設定がありました)と太さ、ラケットのヘッドサイズを入力して、ストリングを鳴らして測定すると、2本とも53ポンド半ば台でした。10回位測定しましたが、この辺の数値で安定していました。テニスウエアハウスの推奨は、53ポンドでしたので、この辺のテンションで張れば、メインとクロスのテンション調整を考えなくてもフレームを変形させずに張ることができるのかもしれません。
ラケットが届いた直後のテンション(張り替えは6/27(月)なので2日後)
ラケットが届いて直ぐに、バスケットボールのドリブルのようにボールを突いてみましたが、このストリングは振動がほとんどなく、正確に突けました。前回は、ラケットを購入したお店で、1.25mmを53ポンドに指定して張ってもらい、硬い感じがしましたが、今回の1.30mmは、太いのにソフトな感じです。
色々なお店でガット張り替えをしてきましたが、テンションを指定すれば、高い確率でフレームが変形して戻ってきました。ストリングは張り直しができないので、テンション指定だとフレームを変形させずに調整するのは高い技術と経験がないと難しいと想像するので、私は、フレームを変形させないお店を選び、テンションをお任せにしています。
張り替えてから5日後のテンション(ラケット使用前)
翌日、1時間位壁打ちしました。HDXTourの1.30mmは、前回張った1.25mmと比べて随分柔らかく、スピンもよく掛かり、腕に優しいです。
張り替えてから6日後のテンション(ラケット使用、未使用とも測定値は同じ)
ラケットを使う度にテンションが下がるようではラケットとして使い物にならないのではと考えますが、実際には、張り替え直後から使わなくてもテンションは下がり続けています。
マレー選手やフェデラー選手のようなトッププロも試合前にガットの響き音を聴いています。素人でもアプリで測定しなくても、同じように緩んでいないが確認できますが、テンションが数値でわかるのは安心感につながります。
張り替えてから7日後のテンション
張り替えてから10日後のテンション
張り替えてから13日後のテンション
張り替えてから15日後のテンション
張り替えてから21日後のテンション
張り替えてから26日後のテンション
張り替えてから1ヶ月後のテンション
週一プレーヤーですが、公式戦も出て、7〜8回くらい使いました。振動止を使ってますが、ボロなボールでも夏場は弾くので、ゆっくり振れれば良い感じです。
テンションは上昇することもあり、ストリングが生きているのがわかります。管理は大事です。テンションの下限は48ポンドですので、まだ最低ライン前をキープしています。最初からこの辺りの低いテンションで張ってもらうのは問題があるかもしれません。
注意)ストリングを鳴らす位置によって、微妙に測定値は変わります。そのため、同一日に張り替えた2本のラケットの最低値を表示しています。
ストリングのテンションはこんな感じで時間とともに下がっていくのがわかります。選択したストリングによって、テンション低下の度合いは違うと思いますが、緩み難いと宣伝するお店でも、張り替え直後から、2週間で約5%以上テンションは下がります。指定したテンションで使うには、練習の度に張り替えるしかありません。そんな贅沢なことはプロにしかできません。
週2回しか練習しない愛好家レベルの私には、テンションが下がったことによる打感の変化は殆どわからないので、テンションが下がったからと言って、直ぐにガットを張り替えるものではないと考えています。
数多くのストリングに興味がありますが、全部を試す時間や費用はないので、自分の技量、プレースタイル、使用ラケットに合いそうな新鮮なストリングを、テンションお任せで張って、切れるか、シーズンのタイミングで張り替えるのが余計な雑念が入らず、経済的だと思います。