Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

ストリングを張ってもらうなら

自分で撮影するぐらい自信のある人(お店)に頼むのが間違いが少ないです。

このYouTubeは1本張りだったので、2本張りのYouTubeを追加しています。
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こちらのYouTubeは、カメラが回転盤に設置してあるので画期的です。撮影時間が30分と長いですが、見終わってから、自分のラケットを観察してみると、ストリングがどのように張られているのかがよく分かります。
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日本にもこんな人がいたら、余計な注文をせずにお任せで頼んだらいいですが、ストリングはラケットとの相性があるので、該当の太さを製造しているメーカーなら何でもいいと思います。ストリングフォーラムの口コミで柔らかさや耐久性を調べてから選択すれば、ハズレの確率は少なくなります。

以下に役立つ?基本を書いておきます。ちなみに、このブログでわかるように、ストリングはポリエステルしか使ったことがありません。ラケットはフレーム重量270グラム以下、ヘッド面積は98〜107in.sqを前提にしていますので、話半分です(笑)。

硬い硬くないの判断は、今使っているラケットとの相対的な比較になります。当然、個人差があると思いますが、ストリングテンションで調整するより科学的でしょう。

ストリングの基本
ストリングは細いほど、弾き、柔らかですが、切れやすい。柔らかいと言われるポリエステルはあるのでストリングフォーラムのサイトで探して下さい。

ストリングパターンの基本
目が粗いほど、スピンがかかり、よく弾きます。ヘッドのレフプロシリーズやASPで体感できます。

ストリングのテンションの基本
強く張るほど、打感は硬くなります。日本人のパワーなら適正範囲の中間から最低が推奨されます。適正範囲以下のテンションは、想定外のため、ラケット性能だけでなくストリング性能もわからなくなります。

フレームの基本
RA値が高いほど硬くなり、しなりにくいです。スイングスピードが早ければ剛性の高いラケットでも硬く感じないですが、スイングスピードが遅いと剛性の低いラケットでも硬く感じます。ところが、初心者用のラケットは剛性を高くしてありますが、柔らかいストリングが前提です。

ラケットヘッドサイズの基本
面積が大きいほど、パワーがありよく弾きます。小さくなるほど弾き難くなります。

フレームとストリングの組み合わせの基本
フレームが硬い、ストリングのテンションが高かったり太いと、打感は硬くなります。スイングスピードが遅いと硬さは顕著になります。

硬くない組み合わせ
ヘッドサイズが概ね105in.sqより大きいラケットのストリングベッドは、テンションが高くてもストリングが普通よりも太くても柔らかい傾向があります。
①ヘッドサイズ大、フレーム硬い、ポリエステル普通、細い(ストリングの動く範囲が大きくなるので細いと切れやすい)

中間の組み合わせ
フレームとストリングベッドが硬いと硬くない(硬くないと硬い)の組み合わせです。
①ヘッドサイズ普通、フレーム硬い、ポリエステル細い
②ヘッドサイズ普通、フレーム硬くない、ポリエステル普通、太い
③ヘッドサイズ小、フレーム硬い、ポリエステル細い
④ヘッドサイズ小、フレーム硬くない、ポリエステル普通、太い

硬い組み合わせ
ストリングベッド、フレームとも硬い組み合わせです。
①ヘッドサイズ普通、フレーム硬い、ポリエステル太い
②ヘッドサイズ小、フレーム硬い、ポリエステル太い

よくわからない組み合わせ(難しいラケット)
ヘッドサイズ普通から大、フレーム硬くない、ポリエステル細い

応用編
テンションは中間より下の適正範囲が基本です。ラケットヘッドサイズが大きいなら、太いストリングでもストリングベッドは柔らかくなります。ヘッドサイズが小さいラケットのストリングベッドを柔らかくするには、細いストリングを選択するか粗いストリングパターンになります。ストリングパターンが粗いとストリングベッドは柔らかくなります。

ただし、ストリングベッドが柔らかいときは、フレームの硬いラケットを選択し、フレームが硬くないときは、ヘッドサイズが100in.sqでも太いストリングでストリングベッドを硬くします。

組み合わせで大事なのは、使い手が硬いと感じないことです。ストリングスピードが上がると硬さを感じなくなっていくので、練習していけば何とかなる場合もありますが、人間は安易に気持ち良さを求めるので、柔らかい組み合わせに変えて少しずつ硬くしていく方が良いです。

結論は、自分の振りやすい重さとバランスとグリップのラケットを選択して、今のスイングスピードで硬くないと感じる組み合わせを探すことです。

テンションを適正範囲以下にすれば探せなくなるので、必ず適正範囲の中間から最低のテンションで、ストリングとストリングの太さを選択して調整していきます。

ポリエステルの選択が前提ですが、フレームの剛性が硬く、ヘッドサイズが小さいならプロ選手でない限り、愛好家は多分スイングスピードが遅くて使えません。理屈的には、細いシンセティックストリングやハイブリッドの選択肢があると、とあるプロのストリンガーさんから買ったことがありますが、使っても楽しくないラケットだったので早々に使うのを諦めました。

参考
私の場合、HEADグラフィンXTプレステージPWRが初期値の基本になります。
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国内未販売
ヘッドサイズ107in.sq
ストリングパターン16×19
剛性68
適正テンション範囲52ー62
ガットの太さ1.32(テクニファイバーブラックコード)を中間で張ってもらいました。

全く硬くありません。サービスリターンではボールを掴んでいる感じがします。エクステンディッド スイートスポット ジオメトリーのおかげで大変よく弾きます。

フレームは硬いですが、ヘッドサイズが大きいので、普通の太さのストリングを張っても硬くなりませんが、細いストリングは切れやすくなると思います。

まとめ
◯◯のラケットにどんなストリングを張ったら良いか、とか、自分に使えるラケットをお店に訊ねる人がいます。それはラケットを実際に使う人にしか決めることができません。訊ねられたお店はここぞとばかり、当然、お店の推奨ストリングや在庫ラケットを勧めてきます。初心者の最初のラケットなら仕方がありませんが、何年もテニスをやってきたのに、そんな質問するの人のことを鴨ネギ、あるいは、自分の頭で考えないシープルな人と言いますので、注意しましょう。

最近のラケットはポリエステルを張るのを前提で作られていると考えますが、ストリングの質問をする以前に、自分の体に見合う最大のスイングスピードが出せるラケットの重さやグリップの太さを知っていれば、服のコーディネートと同じ感覚で、ストリングの選択ができます。

市販されている成人向けラケットの重さの幅は約240〜340グラムです。ヘッドサイズやバランスにより体感の重さが変わりますが、スイングスピードが重要です。実測や体感的に重過ぎないラケットに、基本で紹介したストリング選択をしていますが、張ってもらった5本のラケットは全てベストな状態になっています。

話は変わりますが、もし私がグランドスラムタイトルを獲ったとして、そのときのストリンガーさんが、自分の張ったラケットで優勝した(自分のおかげで優勝した、優勝者続出等)と宣伝したなら、多分次からは頼まないと思います。だって、ストリンガーさんが試合をして優勝した訳じゃないでしょう。あのP1では顧客の名前を出していますが、それだけの謙虚な宣伝であることを考えると、お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの的発想ですな。

ラケットのチューンナップですが、自分の使いたいストリングやラケットを使えない国際的に活動する一流選手には当然かもしれませんが、国内で普通にテニスをしてる愛好家に押し付けるテニスショップのストリンガーさんはかなり胡散臭いと感じます。多分、猫に小判、豚に真珠の類になるでしょう。道具の過剰チューンナップは身体に合わないラケットを使っている場合もあり、そんなストリングやラケットを苦労して使い続けるこだわりが時に上達の妨げになることがあります。

国内で販売されるラケットやストリングは、同じ製品名であっても途上国で販売しているのと比べて、遥かにクオリティは高くなっています。ラケットやストリングを店頭販売であるがままの状態で使うというのは、正しい選択肢の一つであり、絶対に合わないラケットを避ける事ができ、最新のラケットも迷いなく使えます。生涯テニスをやろうと思っている人にとって、それがいちばん効率的です。
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