ロックインポジションの形を簡単に説明すると、ラケットのグリップキャップのメーカーロゴをボール方向に向ける動作です。
※ 上下どちらの画像も、ロックインポジションでメーカーロゴがボール方向に向いています。
ところが、ロックインポジションから真正面に向かってスイングしてみると、手首や肘に負担がかかることがわかります。手首や肘の負担を軽くするには、フェレール選手のようにボール方向にスイングすればいいのですが、それでも負担がかかると思います。
※ 顔の向きとラケットフェイスは、ボールのある斜め前方に向いています。
ではどうするか。フェレール選手は、テイクバックしてラケットを真後ろに引いてロックインポジションする直前に、次の画像のとおりラケットフェイス面を地面と平行にしています。
これが解決方法です。この時にラケットの勢いは完全になくなっているのがポイントです。勢いを殺すため、ニュートラルポジションから、時間をかけてラケットを引いています。
ここから手首を「クルリ」とスピネーション(右回り)して、左方向を向いていたラケットのエンドキャップのメーカーロゴの向きをボール方向の向きに変えます。これを例えるなら、割りばしゴム鉄砲にゴムをセットするイメージです。割りばしゴム鉄砲のゴムを発射する感じとロックインポジションをリリースしてコンタクトするのが似ています。
スライドショーを作成しましたが、静止画数はニュートラルポジションからフィニッシュまで時間的に等間隔で31枚です。
ニュートラルポジションからラケットフェイス面を地面と平行にするまでが17枚、ボールに狙いを定めるロックインポジションまでが4枚、ボールコンタクトからフィニッシュまでは10枚です。
フォアハンドの一連の動作の約2/3の時間をかけてコンタクトしています。無理やり当てはめると、明日天気になれの『チャーー、シュー、メン』です(古い?笑)。
シーズンオフは、グリップの握りを直したり、スイング改善する良い機会だと思い、プロのスイングを観察しています。