Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

グランドストロークもジャックナイフ

何でもかんでもジャックナイフですが、腕の力だけで打って、スイングフォームがカッコ悪いと(誰かに運悪く録画され、指摘された方)感じているなら、とりあえずこの方法を試してみると良いかもしれません。

スライドショーは、フェデラー選手のリラックスフォアハンドです。スライドショーでしかわかりませんが、左足で踏みこんで、左足完全荷重から、右足が浮いて、左膝の向きが変わり左膝が伸び、刹那の瞬間の後、遅れてラケットが前に出てボールにコンタクトしています。これが「タメ」でしょうか?ジャックナイフをお淑やかにグランドストロークでやるとこんな感じになると思います。

Instagram

このブログを書いている目的の一つはフォーム矯正です。長いこと取り組んでいますが、スイングフォームのカッコ悪いのを、新型競技ラケット&素晴らしいガット張り、それだけでフォームまで直すのは難しいです。

故に、ブラックテニスショップのブログ等は、真に受けず話半分が基本です(このブログも例外ではありませんが(笑い ))。統計的には、前例がない事例の良し悪しの判定には、まず全数調査が基本です。だから、テニスショップがガット張りをどれだけ自慢しようと、使ったお客さんが絶賛しようと、たった1店の評価なら、そのガット張りの本当の評価はわかりません。それなのに、自身のガット張りが自然科学、物理、数学に基づいていると宣伝しているお店にはそもそもの点で違和感を感じます。

会社組織ならいざしらず、個人経営のショップが国内のテニス愛好家約370万人全員に、自慢のガット張りを体験させるのは、20分の神業張り替え技術を毎日8時間できても、計算上、2世紀かけても行き渡りません。

ましてや、多国籍企業のラケットメーカーは、各国の人種や文化に合わせた製品を販売しているのに、国内の個人経営のお店の自慢や使ったお客さんのヤラセ評価が製品の絶対評価とはならないことは明白でしょう。

だから、ブラックテニスショップが自慢のガット張りの話やメールのヤラセ評価を読んでも、あんなこと言っている、と一事例としてさらりと聞き流すくらいの感覚でいいと思います。

もちろん、ブラックテニスショップの呪いの言霊を信じてガット張りを買うのも当然自由です(笑)が、ラケットを買ってしまったばかりに、本物と言われるもの以外ダメと言う信仰宗教みたいにテニス以外の生き方までを強制されるお店もあるので、買わない選択が幸せなこともあります。

とりあえず、メーカーが一定のガット張り条件を満たしていれば十分だと言っていることを信じましょう。最新のラケットで変な振動があるなら、ストリングマシンの調整が必要です。無いのが今のラケットです。このブログで取り上げたヘッドラケットやウイルソンラケットに関して振動が気になったことはなく、振動止めは使用していません。

ヘッド エキストリームの思い出
最初に断っておきますと、個人的にはヘッドのプロダクトラインの中では、プレステージと同じく使い手を選ぶラケットだと思います。ただし、軽いグラフィンXTプレステージPWRを使ってみて、ヘッドのラケットで最も素晴らしく感じているので、プレステージエキストリームとは一線を画しています。軽くなってもエキストリームは難しいです。
f:id:regnirt-sorp:20150706223224j:image
歴代のエキストリームを使って感じたのは、同時期に発売されているスピードやインスティンクトの方が遥かに使い勝手が良いことです。重いラケットが使えるなら、迷わずブラックシップモデルと言われるプレステージを買うと思います。プロが市販品を使っているとは思いませんが、ガスケ選手やクズネツォワ選手のフォームや打球を見ると、エキストリームは、邦訳の通り「極端な」使い方ができる人のラケットです。それがその昔から(今も!)、コートでエキストリームを使っている人を自分以外に見たことがない理由なのかもしれません。

エキストリームは、ブラックテニスショップで、ガット張りで違いが出ると宣伝するラケットの一つです。このお店でこのような評価のラケットは、エキストリームに限らず他所で買ってはいけないラケットとなので参考になります。これまで歴代のエキストリームを使ってきましたが、テニスが上手くなるのが難しいラケットの筆頭だと思います。

買って大丈夫なメーカーの筆頭は、バホラ、ヨネックスですが、エキストリーム以外のヘッド、プロスタッフ以外のウイルソンなら大丈夫でしょう。大丈夫なラケットは、製品がストリンガーフレンドリーなラケットとも言えます。どう言う意味かと言うと、誰が張っても同じと言う意味です。張り方にコツがあるのは認めざるを得ませんが、工業製品なのにガット張りで雲泥の差のあるようなややこしいラケットは選ばないのが一番です。

歴代のエキストリームを使って思うのは、他に使えそうなラケットの選択肢があるなら、どんなに安くなっても買わないことです。ラケットの価格は何らかの理由(新しいモデルの方が性能が遥かに良い、使い手を選ぶ等)で極端に安くなるのです。エキストリームは、握り手を選ぶラケットです。なのでエキストリームの上手な使い手を地元では未だに見たことがありません・・・。

こんなラケットを使いこなしたら良いと思うかもしれませんが、私自身、人生が2度あっても無理な気がしています。エキストリームを使わなくなって、テニスが少し上手になったことを備忘のため書いておきます。

行かなくてもよいニューワールドがあります。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
f:id:regnirt-sorp:20150708182125j:image