ラケットについて - Regnirt-sorpの日記

テニスラケットの新品は、近くのスポーツ用品店、ネット仮想商店、ネットオークション等で入手することができます。

テニスラケットの中古品は、古物商の認可を受けたテニスショップやネットオークション等で入手できます。中古ラケット資源が豊富な大都市では中古専門店を見つけることができます。

欲しいテニスラケットを予定予算内で見つけられる可能性は高いですが、もし、国内テニス人口全てが標準的なスイングをしないなら、合うテニスラケットは、性別、年齢、テニスの開始年齢、身長を含めた身体的能力等によるオーダーメイドなら、国内テニス人口約３７３万人と同じくらいの数が必要になります。

確かに、国内で市販されているラケットをチューンしてくれるテニスショップは数多くあります。以前、専門的なメーカーレベルの設備を持たない店舗のラケットチューンを何本か購入しましたが、手先が器用なら誰でもできるのか、チューン内容の説明責任は十分果たされませんでした。同機種のラケットで、チューン後の重量はマチマチでしたので、ラケット機種により重りの設置位置で適正なバランスがあったのかもしれません。

当時、私はこのラケットショップの上得意さま（カモ）でしたので、それはそれで良しとしましょう（笑）。

さて、話は戻りますが、現実問題として、テニス人口（約３７３万人）に対して、選択できるラケットの種類が少な過ぎるので、チューンの必要性を宣伝されれば、必要と感じてしまう人も少なくないでしょう。

経験上、私は普通の人へのチューンナップ販売に詐欺の匂いしか感じません。アパレル業界がチューン不要のモデルケースになります。アパレルでは、一点物のオートクチュールは一部の高級志向者のためですが、標準体型には並行して安価なレディメイド（Ｓ、Ｍ、Ｌ）を供給して流行を創造していますよね。

ラケットも同じように考えるといいと思います。種類を少なくして既成品化すれば安く提供できるので、色々な製品が市場に出てきていることを思い出しましょう。

標準体型ならぬ標準スイングを身につければ、、メーカー、グリップサイズ、ラケットの重さ（ラケットフレームとストリング）、プラス自分の五感で選ぶ方法が可能なはずです。

ラケットを安価に提供（原価低減）するため、ラケットメーカーは標準スイングを前提として開発しているので、ラケットラインナップを増やしていないと考えられます。ラケットは庶民には高いと言われていますが、自動車のＦ１並みにプロとメーカーが試行錯誤して開発した最新ラケットの価値です。高いと思う人は主要ブランド以外のメーカーを使えばいいですが、ラケットに投入された技術は旧態依然のため取り扱いが難しく、テニス上達に通常以上の時間が必要でラケット満足度は低くなります。

標準スイングとかけ離れた自分本位のスイングの人やプロ選手のように並外れた繊細な感性の人は、自分に合うラケットは、特製チューンした次のラケットランクのＢＢＢランク以上を選択するしかありません。

オーダー等高いラケットを使って費用対効果が悪く経済的に苦しくなるならテニスをやめるしかありませんが、標準スイングを身につけ、値段が安いＣランク以上の中から合うラケットが見つかれば、問題なくテニス生活をエンジョイできると思います。

ちなみにラケットの耐用年数ですが、現在のラケットに主に使われているカーボンは５０年以上とも言われています。ただし、プラスチック製のグロメットやグリップ周りの部品は、供給保証期間を過ぎたり人気モデル以外は入手に時間がかかります。部品を苦労して探すよりは、新製品購入の喜びを大切にしたい私は、多少お高いＢＢランクのラケットをモデルチェンジ毎に購入したいです。

ラケットランク

ＡＡＡランク
最高級のラケットは、実力が明確なＡＴＰツアーの契約選手のラケットです。契約選手には、アパレルのオートクチュールのようなオーダー（カスタム）メイドの一点物テニスラケットが提供されますが、さらにＰ１Priority One Tennisのようなラケットメーカーと同等の工場設備と流通網を持つラケットチューン専門集団に調整を委託しています。

Ｐ１のノウハウのグリップやバランスの調整は、プロの使用済みラケットを分解して一部を真似できるかもしれませんが、実際に選手とラケット調整していること、Ｐ１がラケットデザインのコーディネート技術を極めていること、サンプラスさんにハイテンションでナチュラルガットを張ったラケットを供給してツアーを支えた伝説のストリンギング技術があること、を考えると、一個人ではチューンラケットは再現できないレベルだと考えられます。