テニスを始めた頃、綺麗なスイングフォームを身につけるため、ラケットを使って毎日欠かさず素振りをしていました。素振りのおかげで、スイングフォームはかなり良くなりましたが、フォームに固執した結果、コンスタントに上手く打てなくなりました。理由は簡単で、全てのボールを練習したフォームで打とうとしたことです。今となっては笑い話ですが、上手く打てるボールが来なければ全てミスショットになりました。
テニスが難しいのは、ボールの方向、高低、深さ、回転(フラット、フラット、スライス)、スピード(早い、遅い)に対応しなければならないからです。
その昔、プロのストリンガーさんの自称本物のラケットを使っても、宣伝通りに試合に勝つどころか、ラリーすらまともにできませんでした。ラケットパスを理解しなければ、ありがたい自称本物のラケットを使ってもインスタントに上手くはならないと思います。
ラケットパスを理解し、最新のラケットならば自称本物のラケットを使わなくても格段にテニスは上手になります。
基本的な張り方ができていれば、グローバルに販売されているラケットやガットはコモディティー化(日用品)していると感じています。上手にならない理由は道具のせいではなく妖怪のせいです(笑)。
スイングフォームとラケットパスについて、フィールテニスでは次の記事でフェデラー選手のフォアハンドで解説してますのでテロップ入りの画像を紹介します。残念ながら、自称本物のラケットを販売しているプロのストリンガーさんからラケットパスの理屈を教わることはありませんでした。
試合で様々なボールに対応する場合、プロ選手といえど、練習で見ることのできた教則本的なスイングフォームで打っていません。ところが、コンタクトポイントでのラケットパスは同じで、ラケットはボールの下からボールの上を抜け、コンタクトで確実にラケットがボールを捉えています。
The Myth Of Correct Tennis Technique | Feel Tennis
練習での正しいスイングフォームのスライドショー