ポイントは、テイクバックの終わりの体勢とこの体勢からロックインポジションを開始して解放するまでの身体とラケットの使い方です。2014楽天オープン準優勝ラオニッチ選手の数年前と昨年の画像で説明します。
準備(ストーキングザボール)
テイクバック開始
高い位置から回すのを昨年から改善しています。
ゆっくり引いていき、テイクバックの最後はラケット面が地面と平行になります。
☆テイクバックの終わりの体勢がポイントです。
次の画像は仮想の机にラケットを置く体勢です。ラケットを後方に引いた結果ですが、肩幅は広がっていないので、反動をつけて引いたのではありません。単にラケットを後側に置いた感じです。ここから手首のロックインポジションが開始します。
☆ロックインポジションからインパクトまでの動きがポイントです。
次の図の良い例のように、ラケットと手首の角度を維持して、インパクトまで平行に移動します。悪い例のようにラケットを背中まで引いて反動をつけていないのでラケット軌道が大回りしていません。
平行に移動するには肘の使い方がポイントです。悪い例では肘を使わないため、体幹が前に移動します。プロ選手のグランドストロークのフォアハンドを観察するとわかりますが、体幹が大きく前に移動していません。
ラオニッチ選手は良い例のようになっています。
ラオニッチ選手のサービスは超一品ですが、フォアハンドを改善した昨年からランキングがアップしています。
今回は錦織選手が勝ちましたが、錦織選手も同じようにグランドストロークは超一品ですが、サービスが良くなった昨年からランキングがアップしています。
愛好家も理に適ったフォームに改善をすれば、勝てるようになったうえにテニスがもっと楽しくなると思いますよ。