ニュートンの揺りかごをイメージしたスイングを実行することで、ラケットの重さを感じなくなりました。いままで練習してきてよかった!
ボディターンのエネルギーをインパクト後の腕のエネルギーに移動させるのが鍵です。ボディターンが減速して、そのエネルギーが重さの軽い腕とラケットに移動することでインパクトから加速します。
ナダル選手のスイングがお手本になります。ボディターンのエネルギーを腕に移動するには、頭が動かない範囲で強制的にボディターンを止めて、ナダル選手のように腕の力を抜いた手打ちの状態にするのがコツのようです。
Rafael Nadal Ultimate Slow Motion Compilation ...
ナダル選手に限らず、プロ選手の頭はスイングで動きません。なぜなら、スイングで頭が動くところまで肩を回してしまうと、ボディターンのエネルギーを腕に移動させるタイミングを逸してしまうからです。頭が動かないのが正しいスイングです。
これまで、スイングで頭が動くので、ヘッドアットインパクトを意識したり鏡で見ながら動かないように色々やってみましたが、自分の頭が動く原因はボディターンの回し過ぎでした。
どこから頭が動くかを確認すると、背骨を中心にして、右肩がテイクバックの終わりの位置から、90〜120度回したところから頭が動き始めました。頭が動かないこの角度になる前にボディターンを止めてスイングすると、あら不思議!ゼログラビティを体感できます。
ナダル選手のラケットを持つ方の肩に注目すると、フォワードスイングの位置からインパクト直前までは100度位しかボディターンしていません。ここから先はラケットだけが動いていきます。
まるで手打ちのようになりますが、それでもエネルギーが移動しているので、インパクトからラケットが加速して振り切っています。
バックハンドも同じです。
インパクトからは手打ちのようになります。
軽いラケットを使うとエネルギーの移動効果を感じ難いですが、スイングに慣れてきて330g位の重いラケットに持ち替えてみると、ラケットがものすごく軽くなるのがわかります。
いままで、ニュートンの揺りかごのイメージを考えてみたことは全くありませんでした。「思考は実現する」のとおり、不思議な動きですが理にかなった動きをイマジネーションすることは大切でした。
ヘッドスピードプロのような重いラケットを使ってみたくなりました。