ゲイブハラミオの球出しと日本人テニスコーチのフォアハンドを比較してみました。理由は、WOWOWのボクシング番組で日本人が挑戦したタイトルマッチを見て思う事があったからです。
タイトルマッチでは両者の有効打数に大きく差はないものの、対戦相手がドーン、ドーンと体重の載ったハードパンチを連打してくるのに対し、日本人挑戦者はコツン、コツンと当てるだけのパンチで力の差は歴然でした。
勝敗は試合内容のとおり大差の判定負けでした。番組解説者が挑戦者がハードパンチに耐えたことを評価したものの、世界戦の戦い方に辛口のコメントをしていたのが印象深く、テニスラケットの使い方に通じるものがあると感じました。
画像はゲイブハラミオと日本人テニスコーチのフォアハンドです。
ラケットの使い方に違いがあります。ゲイブハラミオはレバレッジ(テコの原理)を利用したラケットの使い方をしています。ゲイブハラミオのラケットの使い方は、ボールコントロールが容易で、同じ威力のボールならば体力消費が少なく、同じ体力を使うならボールの威力の差があると思います。
画像の比較
打面は空を向いています。ラケットと地面は平行に近いです。
打面はサイドフェンスを向いています。ラケット面と地面の作る角度は垂直に近いです。
ラケット面と地面の作る角度は45度くらいになり、平行だったラケット面が起き上がってきます。
ラケット面と地面の作る角度は垂直のままです。打面はネット方向に向いています。
インパクトまでラケット面と地面の角度はほぼ垂直に維持されます。打ち出されるボールは細かいコントロールの効かない不規則回転の掛かったフラットボールです。
ラケットのスイートスポットにボールを当てるという点で、ラケット面と地面が垂直のまま移動する日本人テニスコーチの打ち方は間違いではないと思います。
ボクシング番組でインスパイアされブログをアップしましたが、フォアハンドで強いボールを打つためには、レバレッジを付加させるといった一工夫が必要だと感じます。