Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

自分が天才だと思った瞬間に陥るピットホール

どんなプロのストリンガーさんでも、最初からすごい人はいません。

最初からグランドスラムのガット張りブースにいることはありません。

小さな町のテニスショップのガット張りから、有名なプロのストリンガーさんに弟子入りして、その技術や技を教わったり盗んだりして、上手になったと思います。

修業過程で、たまたまガット張りしたプレイヤーが、ATPのランキング上位になり、ガット張りしたストリンガーさんがそれを自分の実力と思うことを責める訳にはいきません。

誰しも、伝説は必要です。でも、今の話を冷静に考えてみると、ストリンガーさんだけの力だけでランキングが上がった訳ではありませんよね。神がかりの全能感を否定する気持ちはありませんが、それが行き過ぎると、冷静な判断力が鈍るかもしれませんね。

ガット張りは全てではありません。正しい知識で練習することが一番大切なことです。自分よければお前死ね、ではなく、対戦したり、練習して双方が一緒にプレイして良かったと思える技術の習得が必要と思います。。

その上でのガット張りです。決してガット張りの優劣が先ではありません。まずは正しくラケットやガットが使えるスイングを習得しましょう。

巷では色んな理論が展開されていますが、迷わずスチーム105Sを選択して、シンプルにラケットを手首でロックして手首先行でインパクトすれば縦の回転が掛かります。

これができれば、好きなラケットを握り、好きなプロのストリンガーさんを選んでも、全く問題が起きることありません。それよりも、一定レベルに達していれば、どんなラケットを選択しても、変わらないことに気がつきます。

プロのストリンガーさんをいい気にさせるのは、ほとんどの愛好家が独善的なフォームでスイングするため、一定レベルの技術まで達していないからです。

テニスはシンプルです。理屈を捏ねる2チャンネル談議も結構ですが、注意が必要なポイントは少しです。考えすぎるとピットホールに落ちます。そして、結局はいい気になった自称プロのストリンガーさんの食い物にされます。

繰り返します。プロのストリンガーさんのりっぱに仕立げたラケットではなくてもスピンはかかります。

そんなラケットを使わずに正しい知識で実現できるスチーム105Sを使って練習するのが、スピンを掛けるための最もシンプルであり、ピットホールに陥った天才のところで居着きにならない唯一の方法です。