Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

グリップフィッティングの重要性

今年使っている2本の2019ピュアストライクは、フレームスペック(重さ、バランス、スイングウエイト)をほぼ揃えていましたが、グリップサイズG2が微妙に違っていたので、2回目の張り替えのとき、リプレイスメントグリップを交換しました。しばらくは良かったですが、やはり違和感があるので、グリップエンドから5cmのところを巻尺で測ってみると約3mmの差がありました。

在庫でもっているグリップテープは、ボウブランド(0.7mm)とキモニー(1mm)でしたので、ボウブランドは2本巻、キモニー1本巻にして、ラケットの重さを合わせました。

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ラケットを持ち替えた時の太さの違和感がなくなりましたが、同じウェットタイプのオーバーグリップテープでもメーカーにより肌触りが違うのは多少気になります。

次回のラケットは、グリップサイズG3で、フレームスペックに加えて、グリップの周囲の長さも揃えてもらおうと思います(笑)。

 

 

あとがき リストラグポジションの重要性

 

今年になって、リストラグポジションの記事を紹介しました。次の画像から想像できる日本語での的確な訳がありませんでした。練習していくと、手首が加速する際のラケットの動作の遅れを意味してる感じがします。

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次に大坂選手の動画を編集していますが、リラックスして簡単にやってます。この動画のように大坂選手の真似をしてもスピンをかけるのは難しいですが、リストラグポジションすればできるようになるので説明します。

Instagram post by @regnirt_sorp • Sep 13, 2018 at 12:20pm UTC

 

リストラグポジションの練習は手作り室内練習器具を使います。大事なのは、リストラグポジションすることで、ラケットヘッドの動作が遅れてボールに当たるイメージです。

腕と手首とラケットで逆くの字になるリストラグポジションすれば、腕でラケット面な調整しなくてもスイートスポットに当たり、スピンが自然にかかります。

ラケットが遅れてコンタクトするので、速いボールには慣れが必要ですが、遅いボールから練習すれば大坂選手のウォーミングアップ動画の真似ができるようになります。

肝心なポイントですが、リストラグポジションをしても、スイングの終わり(ポインティング・ザ・ネット)でラケットを止めるようにしないとボールは飛びません。

スイングの終わり(ポインティング・ザ・ネット)は、ラケットヘッドがコートのネットの方向を指すので、ポインティング・ザ・ネットと表現して( )で併記します。

スイングの運動連鎖は、テイクバック、フォワードスイングでリストラグポジションからラケットを加速、ボールコンタクト、スイングの終わり(ポインティング・ザ・ネット)、フィニッシュの一連の流れになりますが、ボールを上手く飛ばすには、スイングの終わり(ポインティング・ザ・ネット)の辺りで、ラケットを止めるイメージが必要です。

 

スイングの終わり(ポインティング・ザ・ネット)でラケットを止めるイメージは次の動画です。

Instagram post by @regnirt_sorp • May 23, 2015 at 10:58pm UTC

 

上の動画を見てから、次のスロー動画を見ると、ラケットは一瞬コンタクトで止まるように見えます。これは、ボールの勢いでラケットが押されているのではなく、ラケットを壁のように使ってボールを飛ばしているからでしょう。コンタクト時間の1000分の3〜4秒は、肉眼で捉えることはできず、超スローで見ないと分からない短さです。

Instagram post by @regnirt_sorp • Aug 22, 2016 at 11:46am UTC

 

ラケットを壁のように使うには、ボレーのようにラケットを固定するスイングで再現できます。手首を固く使うので、ボールに力を加えることができる反面、運動連鎖を上手く利用できないので、フォームが格好が悪いうえに疲れます。ラケットを振るのが疲れやすかったり、肘の故障がある人は、力の入れ過ぎによると考えます。

対策は、脱力したスイングです。単純に脱力するだけだと、コンタクトで力を入れるタイミングが合わなくてボールが飛ばなかったりすると思います。

脱力したスイングでも、リストラグポジションしてラケットを加速し、スイングの終わり(ポインティング・ザ・ネット)で、ラケットを止めるようにイメージすれば、ボールコンタクトの刹那に自然に力を加えることができるので、打撃音やボールスピードが変わります。手作り室内練習器具を使う場合には、高い打撃音が鳴ります。

 

ラケットを加速させ、コンタクトでラケットを止めるようにすると、大きな打撃音がして、ボールが上手に飛んでいく。何となく理屈で理解できない現象を受け入れるのが肝心です(笑)。

 

まとめ

 

あとがきで、本題と関係ないことをダラダラ書いてしまいましたが、グリップフィッティングについては、ラケットを通常1本しか使わない人には関係ありません。

2本以上使う人にとっては重要です。フレームスペックが同じラケットを使ってグリップが合っていることのメリットは、ラケットを使い回しても、違和感がないことです。加えて、ストリングを休ませながら使うので、同じストリングの感じを長く持たせることができます。

テニスと関係ない例ですが、例えば背広、毎日同じ背広を着るのは、背広へのダメージが大きいので、背広が長持ちしません。背広を複数用意して着回す理由は、長持ちさせることが目的です。ただ実際は、背広よりもズボンの方が負荷が高く消耗が早いので、貧乏な私は、背広のズボンをツーパンツにして、背広2着で、4着分の使い回しをしています。ラケットも同じで、毎日使う道具を長持ちさせるには、休ませながら使うのが原則です。

1本しかラケットを使わない人は、ストリングやラケットをよく見てください。ラケットの痛み方が尋常じゃないですよ。まあ、そんな人の大半は、テニスは道具じゃないとおっしゃいますね(笑)。