Regnirt-sorpの日記

a recreational tennis player's bible

グリーンブック

『グリーンブック』を観ました。ボヘミアン・ラプソディ、スター誕生に続いて、音楽繋がりでしたが、人種差別が前提の時代の実話に基づく映画でした。

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内容や評価は、映画館に足を運ぶか、ネットで検索してもらうと良いです。アカデミー賞の作品賞受賞という高い評価を受け、私も観て良い映画だったと思います。と前置きしますが、若い頃読んだ漫画『フットボール鷹』(川崎のぼる)で、映画と同じような差別扱いを受ける主人公の描写があったのを思い出しました。

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この映画のように差別環境に置かれた主人公の才能による活動や、紹介した漫画のように才能が開花していく過程で、フェアプレーを貫く主人公の素晴らしいパフォーマンスの影響で、主人公を取り巻く人達の心や考え方がまともになっていく展開は、ノンフィクション、フィクションに限らず、多くの人が共感できる鉄板のストーリーでしょう。

映画の後半で、主人公の入店を断るレストランのチーフが「個人的な感情は一切ないが、この土地の習慣だから従ってほしい」と言う場面がありましたが、差別や慣習が温存される複雑な社会構造は今も変わっていません。

それは、現実のテニスの道具選びや作法にも通じるところがあります。

しかし、この社会構造に対して、せっかく才能があるのに、とても品位のないプロストリンガーは、『日本で、普通のテニスショップやネット販売でテニス用品を買って、普通にテニスをしている人は全てバカ』といった下品な発言を30年余続けています。発言するのは自由ですが、このようなとても品位のない暴力的な言動のせいで、この人の目指しているテニス文化とやらが全く日本で認知されてはいません。30年余をどうしたら良かったのか、この映画はヒントを教えてくれます。まあ、檀家(会員)の皆さんは、必要以上のお布施(無償奉仕)や忖度購入督促の迷惑メールがなくなり、物心の負担がなくなるので、ハッピーリタイアを心待ちにしているでしょう。

バカの壁を越えたオトコ2:「文章を読まない」 : プロストリンガー公式ブログ